管理人の悩みは、ダフリとトップ。
ゴルフを始めた頃から、いっこうに変わりません。
あとドライバーのスライス!
きっかけは、先日のKM-700の8番アイアン測定結果です。
正直納得のいかない結果だったので、翌日スイングを修正し再測定を行いました。
飛距離が伸び、ダフリとトップの回数が激減しました。(139.4→157.3yd)
管理人なりにずっと悩み続けていた再現性のないマイスイングに、一筋の光が見えた感じです。
管理人が悩み、苦しむ中で行き着いた「再現スイング」をご紹介します。
- ダフリやトップのミスが多い
- 球筋が安定しない(左右にボールが散る)
- 飛距離と正確性を両立したい
- シャンクを出したくない
ダフリとトップの撲滅のために
管理人のダフリ(実はトップも)の原因については、一度記事にしました。
ボールを地球に見立て、ニュージーランドの位置にスコアラインを入れるという結論に達しました。
これ自体は、まったく正しい理論で変更することもありません。
ただ、まだダフリとトップが撲滅できていないのです。
1.ダフリとトップのもう一つの原因
管理人がダフリとトップの原因となっているとにらんだのは、実は当初より3つありました。
どれもアドレスの再現と言われるインパクトまでに、別の動きが起きてしまう悪癖です。
- ボールの手前(芝とのすきま)にリーディングエッジを入れている
- 上体の起き上がり
- 左腕の伸び縮み(曲げ伸ばし)
①:ボールの手前(芝とのすきま)にリーディングエッジを入れている
これは上で書いた「ニュージーランドスイング」で触れました。
②:上体の起き上がり
こちらも以前取り上げた「お尻プリプリ」で、改善しました。
③:左腕の伸び縮み(曲げ伸ばし)
今回はこの腕の伸び縮みが、改善したいポイントです。
特に左腕の長さが変わらなければ、グリップの位置はアドレスと同じ位置に帰ってくるはずです。
腕の長さが変わらずコックがアーリーリリースされなければ、ヘッドも同じ高さになるはずと考えました。
理屈上はそうだね
2.腕を伸び縮みさせないために
腕を伸び縮みさせないために大事なのは、左肘を曲げないことだとよく言われます。
たしかにクラブをリードする左腕が同じ長さを保っていて、起き上がりなど起こさなければヘッドは同じ高さに帰ってくるはずです。
ただ実際にやってみると、左肘を全く曲げないことはアマチュアには難しいと思いました。
特に私のような身体の固いゴルファーには無理です!
- 肩の可動域が狭まる
- アゴが上がる
- 上半身に力が入りすぎる
- 腕でスイングしてしまう
- 右肩がつっこみ、アウトサイドインのヘッド軌道になりやすい
- シャフトが身体に巻き付かず、ヘッドスピードが上がらない→飛ばない
特に左腕が突っ張ることにより、上半身に力が入りすぎ下半身主導のスイングができなくなるのが問題です。
そこで管理人は考えました。
①:ハンドダウンに構える
アドレス時に、できる限りハンドダウン(グリップを地面に近づける)で構えます。
少しヘッドのトゥ側が上がりますが、気にせずハンドダウンにします。
②:左腕に力を入れ過ぎない
ハンドダウンに構えますが、腕は伸ばすだけで力は入れません。
形だけ伸びているといった感じです。
③:ハンドファーストに構えない
これは直接関係ありませんが、グリップを極端に飛球方向に傾けるハンドファーストには構えません。
グリップエンドが左股の始まりくらい(シャフトはほんの少し飛球方向に傾く程度)を向く一般的なアドレスにします。
④:若干トゥアップする
これも直接関係ありませんが、左手の小指、薬指、中指のみでグリップする感じにすると自然とヘッドのトゥ側が上に上がります。
少しヘッドが浮き、不安になるかもしれませんがこれもダフらないポイントです。
積極的にコックをするのではなく、自然になることを意識して下さい。
ダウンスイング中にヘッドは自然にトゥダウンしますので、心配ご無用です
いよいよ「再現スイング」実践
いよいよキーである左腕の準備は整いましたので、実際に再現スイングをやってみます。
1.手順
- 腕を脱力し、肘をお腹側に向ける
- その後、肘の向きはなるべく変えないまま前腕を内旋(手のひらをくっつける方向)させる
これで両脇が自然に締まります
- 肘はお腹側に向けたまま
- 左手の小指→薬指→中指の順にグリップ
- 親指、人差し指は軽くグリップに引っ掛け、親指と人差指の間だけ締めておく
- 右手は軽く左手を包む感じで、左手と同様親指と人差指の間は締めておく
力は抜けているけど、スッポ抜けたりしないね
- 左腕を力を入れず伸ばし、ハンドダウンに
- 腕は肩の真下に降りる
- 前重心にならないように、しっかり立つ
- ヘッドのトゥ側が若干上に上がり、ヘッド全体が少し浮く感じになる
- いきなり腕でヘッドを上げず、片足ずつ踏み込みながら身体から回す
- ヘッドはシャット(フェースを閉じる側)に上げる
- 両脇は開けない
- ヘッドがシャットな状態から、右にループしてフェースが開く(シャフトが寝る)イメージを持つ
- 切り返しで右手首は背屈し、右の手のひらは斜め上空を向いている
- 右肘は曲がり、身体の近くに寄る(右脇腹にぶつかる方向)
右ループはインサイドからヘッドを入れられる人は不要だな
- 左腕の長さは変えない→グリップは低い位置を通る
- シャフトが右上腕(肩の下)から離れていかないように
- 右肘は曲がったまま、身体のすぐ近くを通る
- 左肩を左に動かさないように(飛球方向に流れない)
右肩からシャフトを離さない意識が超重要!
勝手にタメができます
- インパクトの意識は不要
- フィニッシュがよろけるのは、振りすぎサイン
- 出したい球筋によりフィニッシュ位置を変える
- ドロー:フィニッシュを→高い位置に
- ストレート:→肩の位置に
- フェード:→腰の位置に
2.再現スイングの効用
今まで色々取り組んできたスイングと比べると、正直地味で差が分かりづらいスイングです。
大改造ばかりしてるから、いつまでもスコアがよくならないんだよ…
ただ私的には到達した感のあるスイングで、多くの効用があります。
- インパクト時のヘッドが通る高さが大きく変わらないので、ダフリとトップが激減する
- スイングにタメができるので、ヘッドスピードが上がる
- 腕の力ではなく、下半身の力で飛ばすので力んだスイングになりづらい
- インサイドからヘッドが入ってくるので、管理人の一番の悪癖であるアウトサイドインの軌道にならない
- 積極的なコックは入れないので、ヘッドが地面に近い位置を長く通る
管理人がこのスイングに取り組むために、一番犠牲を払ったのは実はグリップです。
今まで長くやっていたベースボールグリップから、決別することになりました。
ベースボールグリップに何の罪もありませんが、右肩の下がり、グリップの一体感とグリップを含めた腕の脱力のために一大決心をしました!
管理人の今までのスイングエラーの原因は、ほとんどが腕に力が入りすぎたスイングです。
変えるのが本当に難しい部分なので、初心者の同士たちも苦しんでいるところかと思います。
ゴルフはここを直せれば、ある意味上級者と言っても過言ではないと思います。
再現スイングの最終形
インフィニティスイングも、チャレンジする価値は大アリです!
再現スイング、インフィニティスイングをマスターしたら、中級者になる使い分けを!
まとめ
「再現スイング」は、地味でありながら「あるべきスイング」に必要な効用があります。
- 下半身主導
- 上半身は脱力
- グリッププレッシャーを減らし、ヘッドを走らせる→飛距離を伸ばす
- 再現性と正確性を上げるべく、腕ではなくお尻や背中の大きな筋肉を使う
スイング中にチェックポイントの確認をしていては、なかなかコースで結果は出せません。
まずはスイングを小さくし、スピードを遅くして繰り返し身体に染み込ませてください。
勝手に身体が動くようになったら、徐々に振り幅を大きくしていきます。
管理人も、コースで結果を出すべく地味な練習を繰り返そうと決意しました!
一緒に、上級者を目指しましょう!
これを使って更なるタメを習得したい!