クラブの振り心地そろえてますか?【バランス?重量フロー?MOI?】

トシ

皆さんはクラブの中で得意なクラブ、振りやすいクラブってありますか?

管理人の場合は、慣れ親しんでいるだけかもしれませんが「8番アイアン」になります。

その振りやすいクラブのことを、「振り心地の良いクラブ」とします。

その「振り心地の良いクラブ」と同じ様に、すべてのクラブで振れればミスも減りそうですよね。
今日は、そんなクラブの振り心地を揃えるにはどうしたら良いかを考えてみます。

この記事で分かること

振り心地ってどうやって揃えるの?

スイングバランス

今まで一般的にゴルフの振り心地を合わせるために使われていたものが、「バランス」と呼ばれるものです。
「D3じゃ厳しい」とか「C5なんて軽すぎる」なんて言葉を聞いてことはないでしょうか?

皆さんは、こんな機械を打ちっ放し練習場などで見かけたことがあると思います。
これがバランスを測る、非常にシンプルな構造の測定器です。
また測定器を使わなくても、ざっくりとなら指の上にクラブを乗せ、バランスが取れた位置をメジャーで測れば計算機で求められます。

上の画像の測定器の使い方はグリップを左側の金具にひっかけ、クラブを緑の棒の上に置き、秤の目盛りを見るだけです。

(表示はD4
これで、何が分かるんでしょうか?

分かるのは、「クラブ全体のどこ(グリップの先端の方から何センチのところで)で重心が取れるか」ということです。
もう少し分かりやすく言うと、下の表が分かる内容です。

バランスが取れる位置ヘッドの重さ出るバランス
ヘッドの近くより感じる ヘッドが効いているD3やE0などヘッド側が重いバランスとなる
ヘッドから遠くあまり感じない ヘッドが効いていないC5やBなどグリップ側が重い=ヘッドが軽いバランスとなる

つまり、「バランスというのは、ヘッドが効いているか、効いていないかが分かる目安」ということになります。

例えば、ドライバーはヘッド側が重くヘッドが効いているのに、スプーンはヘッドが軽く振っている感じがしない。
こんなセッティングだと、スイングをクラブごとに変える必要が出てしまうので、ミスが生じやすくなります。

バランスの単位をポイントと言いますが、1ポイントずれてもアマチュアには分からないそうです。

トシ

ただ間違いなく近いポイントにした方が、振りごこちは揃ってきます

では、「バランスをD3ですべてのクラブで揃えよう!」「これで振りごこちが揃った」となるかと言うと、なりません。

バランスには、クラブの総重量の考え方がないためです。

バランスが同じでも総重量が50gも違えば、それは全く違うクラブです。
当然振り心地も、全く違ってしまいます。

そこで次に総重量を考えます。

重量フロー

クラブは一番長いドライバーから、短いウェッジまで全体的に「長さと反比例し、総重量は重く」なっていきます。

これがある程度なだらかな曲線で表せていれば、急に重く感じたりしないことから振り心地が揃ってくるという考え方です。

このように、ゴルフクラブの長さと総重量の関係をグラフにした時に、適正な重量フローのクラブセットではクラブが長くなれば長くなるほど、総重量が軽くなっていき、各クラブを示すドットは、ほぼ一直線に並びます。

ゴルフクラブ数値.comより抜粋

私はこちらのサイトで勉強させてもらいました。とても分かりやすいですし役立つエクセル表も提供してくれています。


(私のセッティングの重量フローですが、見事に直線になっていません…)

管理人的にはもっとも重要だと思うのが、この「重量フロー」です。
振り心地やミスにもっとも影響を与える項目だと思うので、覚えておいて欲しいです

先ほどと同じように、「重量フローが直線になるようにクラブを揃えよう!」「これで振りごこちが揃った」となるかと言うと、なりません。

他にも慣性モーメントなど、バランスと重量を揃えるだけでは振り心地は揃わないのです。

クラブMOI(クラブ慣性モーメント)

そこで出てきたのが、「クラブMOIマッチング」です。
専用の機械で詳細な計測を行い、得意番手と測定値を合わせていくことで今度こそ振り心地を完璧に揃えることができます!
と言いたいのですが、できないそうです…。

なぜなら、全番手のクラブMOIを揃えると、逆に振動数やシャフト自体のねじれが合ってこないのです。
そうなると今度は振動数をフローさせたり、スパイン調整(※)と言われるものをするためにシャフトを複数セット購入する必要も出てきます。

トシ

これって出口はあるんでしょうか?

振動数:ヘッドとシャフトを組み、グリップを固定した状態でヘッドを振動させ1分間で何回振動するかを測定したものです(主にシャフトの固さが分かります)

スパイン調整:シャフトを作る時にできる「巻いた素材の重なる部分をスパイン(背骨)」と呼び、シャフトのしなりが方向によって異なることを合わせる調整です

振り心地を【完璧に】揃えるには

  1. スパイン調整をするために、シャフトを複数セット購入し
  2. ヘッド、シャフト、グリップの重量を高精度で組み上げ、完璧な重量フローを直線にして
  3. 番手間の振動数もウェイト等を調整し、フローさせ
  4. その上で得意番手と全クラブのクラブMOIを揃える

という作業が必要になります。

これって、いくらお金がかかるの…(汗)

決めました。
私にはそこまで手間とお金をかけられないので、「まめゴル」的には「簡易的」な振り心地を揃えることを目標にします!

【実例】まめゴル的(簡易的)振り心地の揃え方

手順①:シャフトの性格を合わせる

シャフトの性格は、振り心地というより出球にとても影響があるので、これまで触れていませんが1番目にもってきました。
これだけでも記事がいくつも書けてしまうので、簡単に触れます。

管理人が考えるシャフトの性格は、大きく二つに分かれます。

1.固さ

皆さんもよく悩むであろう、シャフトに書いてあるフレックス「S」とか、「X」とかってやつですね。
メーカーやシリーズ、日本仕様か外国仕様かで同じ「S」でもいろいろと異なりますが、目安にはなります。
※より正確に知りたければ、振動数を目安にしましょう(中古クラブなどは測定値がシールで貼ってあったりします)

まずは、ドライバーを振ってみて「S」が合えば、アイアンも「S」で統一しましょう!

最初はアバウトに決めよう

2.調子

これも本当にいろいろな種類がありますが、ざっくり「元調子」「中調子」「先調子」に分かれます。
シャフトがしならないと、飛びません。
どのあたりをしなり易くするかで、シャフトの性質の色付けが変わってきます。

試打記事や、メーカの広報を見ると分かりますし、お店の方に聞いても教えてくれます。

管理人が簡易的にやっている方法は、

  1. シャフトを両手で持つ
  2. シャフトを頭の上に上げる
  3. 頭頂部をシャフトにあて、左右の腕を下ろし頭を支点に曲げる
  4. 頭をあてる位置を変え、どのあたりが一番曲がりやすいか調べる
トシ

ざっくりとですが、しなる位置と固さも分かるのでオススメですよ!

シャフトの曲がりやすい位置 ヘッド側 真ん中 グリップ側
調子先調子中調子元調子
ざっくり合う人ゆったり振る人
スライサー
一般パワー系
どちらかと言えばフッカー
出球からも考えてみましょう

中間的な、「先中調子」「元中調子」などもあるので、振ってみるのが一番です。

全然分からなければ、男性なら「元調子」か「中調子」、女性なら「先調子」が良いと思います。
ちなみに管理人は、「元調子」が合います。

これもドライバーで合わせてみて、同じ調子のシャフトをフェアウェイウッドでも選択されると良いと思います。

典型的な先調子!スライサーにオススメ

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フッカーも左を安心して振れる元中調子

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手順②:重量フローをなるべく揃える

管理人の実感としては、振り心地にもっとも影響を与えるのは、「クラブの総重量」です。

1,2gの差は出球には影響を与えるものの、振り心地には影響しません。(管理人レベルだと分かりません…)
でも10g違う番手がポンっと隠れていても、振った時に「重っ!」と分かると思います。

まずは上の重量フローのところでご紹介したエクセルファイルで、今のセッティングの長さと重量だけ測り記入してみましょう!


最近仕入れた「ニュー秤」0.5g単位まで量れるのでお気に入り。

実際の管理人の重量フロー

 調整前

うーん、すでにイマイチな感じがしますね

  • 左上のつながっているところはアイアングループ
  • 一番左上の3つは、上から順にウェッジ(58,54度)、AW
  • 40インチ前後にある点2つは、持っている4U(左上)と検討中の4U(右下)

検討の結果4Uは入れないことにしたので、問題点はピンク丸で囲まれた5Uです。
明らかに重量フローから外れ、軽過ぎます!(他が「かなり重い」以上の重さなのに、「やや軽い」にある)

 調整後

そこで重量調整をしました。

ヘッドのウェイトを交換することで7g増やし、シャフトに5g鉛を貼ることで、合計12g重さを増やしています。

び、微妙な差ですが、「やや軽い」にあった5Wが「やや重い」にひっかかっているのがお分かりでしょうか。
これ以上増やすと、私的にはフェアウェイから5Wを使うのが厳しいので、こうしました。

ウッドと、アイアンそれぞれ直線になっていて、両方の直線がだいたい似た角度になっていれば、まめゴル的には問題ないと考えます!

ここから更に調整しました

手順③:スイングバランスをなるべく揃える

実際の管理人のバランスを載せます。これで終わりなので、もう少しお付き合いください。


一番下の段に書いてある「D2.5」とかが、バランスです。

すでに触れたとおり、手作業でも機械でも測ることができます。
手作業でやる場合は、「指の上にクラブを乗せバランスが取れる位置とグリップ尻までの長さを測り-2㎜位した長さ」を「バランスポイント」としてください。
ざっくりのバランスがわかります。

バラつきがありますが、管理人の意図はこんな感じです。

  • バランスはおおむね「D3」で揃えたい
  • ウェッジは操作性を上げるために、バランスは軽めの「D0」くらいにしたい

1ポイントくらいの違いは、プロでも分からないそうなので、おおらかにバランスを合わせていきましょう!

「振り心地」は揃ったかな?

「まめゴル的振り心地の揃え方」は、これで完了です。お疲れさまでした。

自分でできる範囲でお金をかけずにやることができ、私的には効果抜群です。
逆に言うと、この程度はやった方が良いと思います。

その上で違いが分かり、もっと突き詰めた調整がしたくなったら「振動数」「クラブMOI」「スパイン調整」など試していったら良いです。
私も、少しずつ試していって皆さまにお伝えしていけたらと思っています。


まとめ:自分のレベルで調整しよう!

振り心地を揃えるとは本当に様々な方法があり、奥が深いことが分かりました。
私には、そこまでの調整が必要か現段階では分かりません。

でも「まめゴル的振り心地の揃え方」であれば、必要なのは「はかり」「メジャー」「エクセルファイル」だけで自分で行うことができます。
ぜひ、長い記事ですがよく読んでいただき、ご自分のセッティングを調べてみて欲しいです。

その結果、気になるところがあれば「鉛」や「ウェイト」、「グリップ」などを使ってDIY調整をしてみましょう!
「まめゴル」でも、バランス調整の仕方などさらに細かくまとめていきたいと思っています。

ラウンド中は信頼して愛用のクラブを振ることが、なにより大事です。
クラブを信頼するために、ぜひ「振り心地」を「無理のない範囲で」揃えてみてください!

バランス調整の入り口
グリップ交換DIYから始めましょう!


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