ゴルフで一番辛いことってなんですか? 私はシャンクが出ることです…
はじめまして、【アプローチシャンクマン】こと管理人トシです。
今までラウンド中に、帰りたくなってしまった時がありました。
それはアプローチのシャンクが止まらず、ずっとグリーンを反時計回りに回っていた時です。
なかなか治らないシャンクが一発で治ると聞いて、藁をもつかむつもりで禁断の果実を手にしてしまいました。
その名は、「チッパー」。私の購入したのは「プロギア NEW R-45 ウェッジ」です。
シャンクが止まるだけでなく、チップインも出すことができた秘密兵器についてお伝えします。
ショットのシャンクについての原因究明はコチラ
チッパーってどんなクラブ?
チッパーの由来を調べてみました。
ちなみに、このチッパーの原型となるクラブは、実は大昔からあり(ピッチングニブリック。英語ではこの呼称が今でも使われる場合が多い)、短いアプローチ専用のクラブとして、バッグに入れるプレーヤーも多かった。しかし、クラブの携行本数が14本に制限され、ウェッジでほとんどのアプローチをこなすようになるのにともない、一般的なクラブではなくなった。また、ピッチングニブリックのロフトはウェッジのように寝ているとは限らず、セットによってかなりまちまちだった。現在ではチッパーと同じ意味で「ジガー(jigger)」という呼び名も使われるが、本来はピッチングニブリックでロフトの立ったものを「ジガー」と呼び分けていたようである。
出典:動画で楽しむゴルフダイジェスト
管理人の考える「チッパー」の特徴は、
- シャフトが短い
- アップライト
- パターのような太いグリップが付いている
- ソールが幅広く、ダフリずらい
- 形状によって、ルール不適合のものがある
- ロフトは出したい球によって、いろいろある
- 色々な球が打てるのではなく、ランニングアプローチなど転がしアプローチの【専用機】である
といったところです。
グリーン周りでパターのように振ると、ロフトによって自動的に「ランニングアプローチ」から「ピッチエンドラン」が打てる魔法の道具です。
ランニングアプローチ:チョコっと浮いたあとに、足の長い転がりでカップを狙う
ピッチエンドラン:だいたい浮いてる距離と転がる距離が5:5くらいのイメージのアプローチ
管理人は短い距離のアプローチであまりにもシャンクが出てしまったので、採用することにしました。
管理人が採用したのはピッチエンドランがやりやすいR-45
プロギア R-45はどんなクラブ?
一般的な同じ程度のロフトは、ピッチングとなります。私のピッチングも同じロフト45度なので比較してみます。
ロフト角 | ライ角 | 長さ | 総重量 | バランス | |
R-45 | 45 | 67.5 | 35 | 485g | D8 |
PW | 45 | 63.5 | 35.25 | 470g | D2.5 |
もっと長さが違うイメージでしたが、あまり変わりませんでした。
大きな違いとして、「ライ角が大きい(アップライトになっていて立っている)」「総重量が重い(私のPWもかなり重いのに更に重い)」「バランスが重い(ヘッドが効いている)」ことがあげられます。
他にもいろいろ違いがあります。
①:ソールが幅広
このソールの広さが、チッパーの特徴です。
アプローチに苦手意識がある管理人には、このソールが安心感を与えてくれます。
当然見た目だけでなく、ソールが滑ってざっくりやダフリを減らしてくれます。
②:グリップが太い
手首を使い辛くするためだと思いますが、パターのような太いグリップが付いています。
ただパターについている「円形でないグリップ」は、パター以外のクラブには付けられないので円形です。
※パターのように打ちたい方は、パターと同じにはできないのでご注意ください。
パター用の円形でないグリップに交換してしまうと、ルール不適合なクラブになってしまいます!
③:ピッチエンドランが自動的に打てる
「R-45」はその名のとおり、45度のロフト角です。
メーカーホームページには、以下の紹介文が載っていました。
カンタンになった「上げて、寄せる」
アプローチをピンまで「キャリー1:ラン1」の 割合で打てる設計。出典:プロギア商品公式ページ
また購入する際に参考にした動画もご紹介します。
もっとラン中心でアプローチしたい方は、少なめ(立った)のロフトを。もっとキャリーを出したい方は、多めのロフト(寝た角度)を選ばれると良いです。
一つのチッパーでさまざまな打ち方をするのは、オススメできません。
チッパーは専用機ゆえ価値があると思います
④:ルール適合である
ここを勘違いされている方が、特に年配の方に多いです。
「チッパー=違反クラブ」ではありません。
R-45は、ルール適合のクラブとなっています。
フェースの裏表両面打てるチッパーや、ロフトが10度を超えているのにパター用グリップが付いているチッパーは、不適合のものもありますのでご注意ください。
ラウンド中の使い方は?
実際にラウンドしてみて分かった使用局面を、多く利用した順にご紹介します。
第1位:グリーン周りの極短いアプローチ
本来想定されているより、少し短いアプローチで一番多く使用しました。
管理人がチャックリを繰り返す距離です。
ここをパターと同じ握り方で、同じように振ることで安心して転がすことができました。
ちょっとのラフを越え、グリーンに落ちたらコロコロと転がっていってくれます。
体重移動もほとんどなく打てるので、非常に安定します。
チップインも狙える自信が付きました!
第2位:30から50ヤードほどのアプローチ
本来の使用用途と思われる距離です。
多少ダフってもしっかりソールがすべってくれ、本当に安心して打てました。
この距離に不安を持っている私は、ヘッドアップや右にボールを置きすぎシャンクが出ていたのだと思います。
あと「キャリー1:ラン1」をイメージして打っていたのですが、若干ランが長く出る感じがします。
ここは皆さん異なる部分だと思うので、ぜひ十分に練習してからラウンド投入してください。
第3位:100~120ヤードほどの普通のショット
打てるかなぁと思ってやってみたところ、思いのほか上手く打て寄せられました。
そしてライが悪い状況でも、ソールがすべり安心して打つことができるのが強みです。
また予想に反し結構しっかりとスピンが効き、普通のピッチングより球がグリーン上で止まりました。
バランスが重いので、ヘッドが走っていたのかもしれません。
反面、フルショットのように力を入れて振ってしまうと打点が落ち着かず色々な球が出ました。
かなりヘビーなバランスですので、フルショットするクラブではありません。
基本は、ハーフショットまでで活きるクラブです。
おまけ:ラウンドでのシャンクの止め方
シャンクの原因はいろいろあるので、一概にこうだとは言えませんが私の即席対処法をご紹介します。
対処法①:身体で振る
腕だけで振るとシャンクすることが多かったので、身体でしっかりと振ることを意識します。
左側で身体を止めず、しっかりフォローまで振ることも大事です。
対処法②:ボールの位置を中央にする
シャンクが始まると「しっかり球にコンタクトしないと!」と思いボールを右に置いていたところ、同伴者から教えてもらいました。
これで何度かピタッと止まったので、一度試してみてください
上級者でもシャンクに苦しむ方は多いそうなので、治すのはそう簡単な話ではありません。
ギアに頼ることも必要だと思います。
シャンクの根本的な直し方をまとめてみました!
そのシャンクの原因「起き上がり」かもしれません
まとめ:チッパーは精神安定剤
どうしても発症するシャンクを治したい一心で「プロギア R-45 ウェッジ」を購入しました。
正直に申しますと、使うのがちょっと恥ずかしい気持ちがあります。
接待でラウンドをした際に、大きな声でキャディさんに「58度とチッパー持ってきますか?」と叫ばれると穴に入りたくなってしまいます…。
ただラウンド中にグリーンを反時計に回りはじめる方が、同伴者や後続の組に迷惑をかけてしまいます。
また実際に使用しなくても、キャディバックに入っているだけで安心してラウンドすることができます。
お守りというか精神安定剤になっています
シャンクが出始めたら使っても良いもんね
皆さんも先入観だけで選択肢から外さず、一度手に取ってみてください。
あなたのラウンドを助けてくれるかもしれません。
本数など、専用機も考慮したウェッジのセッティングについてはこちら