一度マッスルバックを使うと、キャビティの野暮ったさが気になる

管理人はずっと食わず嫌いだったマッスルバックを使って以来、リーディングエッジの位置が把握しやすいマッスルバックに惚れ込んでいます。
かっこいいけど、寛容性が低くミスも多い…。
薄いトップブレード、狭いスイートスポット。
それ故のミスショットも、避けられません。

もっと、ミスに強いマッスルバックはないだろうか!

それが今回ご紹介する「KM-700」です。
スイング中、ボールのインパクトに向けてクラブヘッドが適正な動きへと自然に導くことをテーマに、三浦勝弘の導き出した答え、それが大胆な面構成で成形したヘッドKM-700です。振りやすさを求め開発開始から約5年、様々な重量配分を試行錯誤して辿り着いた独特のヘッド形状が、クラブとスイングの新しい一体感を生み出します。
出典:公式HP

会長案件!
寛容性の高い、マッスルバックこそ、KM-700なのです!
まずは見た目
いつもブログを見ていただいている方は、お分かりかとは思いますが管理人は面食いです。
クラブには、優しさや性能の前に見た目から入ります。



かっこいい!
ソールのトゥ側が派手に削られていることと、ネックがかなりトゥ側に曲がっているのが分かります。


またバックフェースを特徴的に削り重心位置を変え、ほぼフェースの中心がスイートスポットになっているようです。(管理人はシャンカーなので、ヒール側がスイートスポットは厳しい)

つづいて機能
1振りやすさという、新しい性能
独特なバックフェース形状によって番手ごとに振りやすさを考えた最適重心位置を設定。ダウンスイング時、ヘッドが開閉する動きを適正に抑えつつ、驚くほどスムーズでナチュラルなヘッドターンを促します。
2重心距離35mmによって左右の打点ブレに強い
特徴的なバックフェース設計やヒールエンド位置をトゥ側に3mm移動させた独特なネック形状の工夫によって、マッスルバック形状でありながら#7ヘッドで重心距離35mmを実現。これはTC-101をも仰ぐ数値(TC-101:34mm)です。重心距離の長いウッドヘッドとの振り感のつながりもよく、左右の打点ブレに強い、やさしく寛容性の高いヘッドです。
3オールマイティな抜けのよさを追求した異形ソール
ソール頂点からバックフェース側に向けて大胆にラウンドをもたせながらソール後方を削りました。しっかりバウンスを持たせながら、抜けがよい設計です。そして特徴的なトゥ・カット・グラインドによって様々なライ、傾斜アンジュレーションにオールマイティに対応できる設計になっています。
出典:公式HP

なんか良さそうだな
重心距離の長さを謳っており、これも寛容性の高さに寄与します。
重心距離は、クラブの重心からシャフトの延長線に下ろした垂線の距離を言います。
- スイートスポットが広がり、ミスに強い
- 操作性が悪くなり、フェードやドロー、玉の高低の打ち分けが難しい
- 操作性が良く、フェードやドローの打ち分けがしやすい
- スイートスポットが狭く、ミスしやすい
難しいことは抜きにして、マッスルバックなのにキャビティアイアンのような寛容性が備わっているということです。

これなら武器になる!
打ち比べてみた!
我が家にあるアイアンたちと打ち比べて見ました。


左からHIMEJI x TSUBAME IRON、KM-700、P-750、AF-505
マッスル、マッスル、ハーフキャビティ、キャビティアイアンとなります。


HIMEJI x TSUBAMEとKM-700はともにトゥハイな角が尖った感じで似ています。
ただフェースの始まりが、KM-700の方がネックから離れているのを感じます。

シャンカーの君には安心だね
ダフリも含め、8番アイアンで3球ずつ打ってみました。
室内で打っているので、スリークォーター気味のショットになります。



HIMEJI x TSUBAME IRONは、KBS130X。


KM-700は、モーダス115X。


P-750は、プロジェクトX6.5。


AF-505は、DGのs400。
概ね飛距離は135ydほどですが、球筋はKM-700が揃っています。
マッスルバックとは思えない、オートマチックな感触がありました。
サイドスピンやバックスピン量は、打ち手がポンコツなのであまり参考になりませんね。
また飛距離についてはシャフトの軽さと、ロフトが他のクラブと1度立っていることから出ているんだと思われます。
飛距離はさすがの名器キャビティAF-505も、健闘しています。

- 球筋が揃う
- ミスヒットへの許容度がある程度ある
- 飛距離性能は高い
- 捕まりすぎず、適度なつかまり
- 抜けが良い
- 打感も良い
- 特に上下の打点のミスは、出玉に表れる
- お助けクラブではない

意図したとおりのポテンシャルを持ったアイアンでした!
4番アイアンで打ち較べた結果、TC-101と同等かそれ以上の寛容性はあると思います
こちらも管理人愛用の名器

まとめ
思っていたとおり、マッスルバックの打感やフォルムに寛容性が備わっている管理人理想のアイアンでした。
あまりにもキレイなので、移動の時は個別アイアンカバーをしようと思っています。

打ってみても、キャビティアイアンに劣らない寛容性を持っておりスコアを作るアイアンとして活躍してくれそうです。
ただ重心距離の長さからか、マッスルバックとしては操作性が良いとは言えないのが残念なところです。

管理人にとっては、カッコよさと許容性の両立が最重要!
打感やヘッドの返りはまさにマッスルバックですので、ちょっとお高いアイアンですがおすすめできるアイアンだと思います!
まめゴルEYE
総合評価 | |
---|---|
タイプ | マッスルバックアイアン |
飛距離 | |
操作性 | |
寛容性 | |
コスパ | |
特徴 | 飛距離も寛容性もある三浦会長のマッスルバック |
備考 | オーダーは色変更のみ |
総評 | キャビティのトップブレードの厚みが気になるけど、ゴリゴリマッスルは心配な方向け |


もうセッティングを変えないなんて~言わないよ~ぜーったいー