前回も前々回のラウンドも、ティーショットのOBは減らせたのに、セカンド以降のOBでビッグイニングを作ってしまった…
ミスをするのがゴルフといっても、自分を許せるミスと許せないミスが管理人にはあります。
【許せるミス】
・ドライバーのティーショットOB
・バーディーを入れにいった結果の3パット
チャレンジした結果は、仕方ないんだな
【許せないミス】
・セカンドやアプローチでのOB
・ティーショットでドライバーを持つのを止めたのに出したOB
・コース地図を見ていないで打ってみたら未知のトラブルにはまる
・グリーン周りで行ったり来たりのアプローチ
ミスショットをしたらそこで切り替えれば良いのですが、許せないミスをした後はそれを引きずり更に大叩きしてしまいます。
数あるミスの中でも、管理人が一番崩れてしまう「セカンド以降のOB」の撲滅方法ついてお届けします。
なぜセカンド以降のOBで崩れるのか
管理人だけかもしれませんが、ゴルフを始めて今の今まで「ティーショットスライスOB」を量産する歴史でした。
酷い時は1ラウンドでボールを1ダース以上無くし、ずっとプレイング4のみのカート運転手のようになっていたこともあります。
それぐらい、ティーショットのOBは慣れっこなんです。
エバれることではないね
一方、セカンド以降のOBは何度打っても全く慣れません。
それどころから、更に崩れる原因【堂々第1位】です。
その理由を管理人なりに考えました。
1.必ず他に良い方法があったのに、それをしなかったから
2.ベタピンとか、バーディー取ってやるという欲にまみれ浮ついた想いから、奈落の底に落とされるから
書いている今ですら、前回のラウンドでのセカンド以降のOBを思い出し手が震えてきます。
私の場合、このミスをすることで平常心を失ってしまうんです。
ただでさえ下手なゴルファーである私が平常心を失うと、それは酷いものです。
ホールを上がる時は、蚊の鳴くような小さな声で「9です…」なんてことになります。
もうそんなことにならない様に、シチュエーションごとに考えてみましょう。
その1:ショット編
ここでは、通常のショットということで考えます。
セカンド以降で、ミドルやロングホールでグリーンを遠くから狙ったり、3打目地点に運んだりするショットのことです。
気が重いですが、しっかり検証していきます!
1.次が打ちやすいところへのレイアップ
管理人はレイアップを覚えるまで、すべて一番大きな(振れるうちの一番長い)クラブで打っていました。
残り270ydでフェアウェイなら、3W。
残り200ydなら手前にバンカーがあろうが、4アイアン。
といった感じです。
(今もそうだと思うけどな)
そんな私がライが悪かったり、手前のガードバンカーのアゴが高かったりすると、レイアップを選択する機会が増えてきました。
またドッグレッグで、曲がり角まで運ぶ時にもレイアップを選択します。
書いていて分かりました。
大崩れする理由は、失敗した後に「失敗するなら、もっと飛ぶクラブで直接ピンを狙えば良かった」などと考えるからです。
次を狙いやすくするのに、失敗していては世話はありません。
このシチュエーションでは、ミスを避けることを優先しましょう!
私がミスするシチュエーションごとに考えてみます!
①:シチュエーション
先日のラウンドで、友人と競り合っていた時のことでした。
・パー5、561yd
・ティーショットはドライバーでフェアウェイキープ
・先は左ドッグレッグで、220yd打つと突き抜け林に入ってしまう(200yd未満を打ちたい)
・ライは左足下がり
少し後ろのフェアウェイから先に打った友人は、5Wで低い球を打ちフェアウェイキープ。
さあ、私の番です。
【私の考えたこと】
・左足下がりなので低い球が出る
・ロフトが立つので4番アイアンのハーフスイングでも200yd程度飛ぶ
結果は、悲惨なものでした。
②:管理人のやらかし
・ハーフスイングのつもりが振りが大きく、テンポが速くなる
・左足下がりなのに右足に体重が残り、手前にダフる
・ダフって開いたフェースでインパクトし、右にスライスしOB
考えられる中で、最悪の結果です。
「こんな結果なら3Wでインテンショナルフックで、グリーン近くまで打てば良かった」などと考えてしまいました…。
そんなことしたら次もOBで、負の連鎖だね
③:すべきだったショット
・左足下がりなので、①ダフる可能性、②右に飛びやすいことを想定
・右足に体重が残らない様に、大げさに言えば打った後に右足を飛球線方向に踏み出していくイメージで打つ
・ダフることを想定し、4番アイアンではなくユーティリティで打つ
・少し左を向いておく
このように起きるミスのほとんどは、ライによるものです。
この他にも、左足上がり、つま先下がり・上がりなど、基本的なショットのイメージを持っておくことでミスを大きく減らせます。
スタンスする前にまず落ち付いて、ライについて考えましょう。
レイアップは、上で書いたとおり「次を打ちやすくする」ためにするショットです。
そのため、他にもこれらを気を付けようと思います!
・ハーフショットで打つ(ダフリやトップを減らす)
・短めにクラブを持つ
・少し短くても、フェアウェイキープを目指す(打ち過ぎて、悪いライにしない)
レイアップに最適!
ユーティリティみたいなフェアウェイウッド
2.グリーンを狙う
レイアップとは違い、ある程度覚悟をもって打っているのがグリーンを狙うショットです。
ある程度距離があるところから狙うので、どうしてもショットの精度が落ちOBになることもあります。
例えば、こんな状況がありました。
①:シチュエーション
・パー4、465yd
・ティーショットはドライバーでラフまでいかないファーストカットへ
・左と奥はOB、右は池、グリーン手前にガードバンカー
・砲台で受けているグリーンなので、高い球で200yd打ちたい(若干アゲインスト)
・ライはほぼフラット
「これをパーオンさせ、パーかバーディーが欲しい!」そんな欲にまみれた管理人でした。
【私の考えたこと】
・ライは悪くないので、4番ユーティリティで高い球を打ちグリーンに止めたい
・池の周りは池に向かって傾斜し、芝が刈り込んであるのでスライス回転はかけたくない
もうなんとなく、結末は見えましたね。
文章にするように、打つ前に考えたら良かった…
②:管理人のやらかし
・普通より少し左側にボールをセット(高い球を打とうとした)
・4番アイアンでは低い球になりスライス回転がかかるので、4番ユーティリティをセレクト
・左に引っ掛けた上にフック回転がかかり、左の林に入りOB
これもなるべくしてなった、最悪の結果です。
猿でも分かる話ですが、「OBより赤杭のワンペナ(池)の方がまだマシ」でした。
なんでそんな簡単なことが分からないのだろう。
ハッピーな未来しか考えていないから、こんなんことになるんでしょう。
打てもしないのに、過信だね
③:すべきだったショット
これはどう打つべきだったのでしょうか。
当日終わった後に考えてみましたが、分かりませんでした。
ただやってはいけない順位は分かります。
最悪:OB
ダメ:1ペナ(池)
失敗:バンカー、グリーン奥
普通:ショート
おのずとやるべきことが見えてきます。
OBしない→左への引っ掛けや奥へのOBを打たない→引っ掛けやすいユーティリティは持たない
池に入れない→1発で乗せようとせずに少し左側に低いボールを打つ
バンカーに入れない、グリーン奥まで打たない→届かないクラブで打つ
つまり、私の技量でこのシチュエーションからパーオンを狙いに行くのが間違いだったということです。
悲しいけどこれ、実力なのよね…
・残り50yd程度残って良いので、150-175yd打つ
・バンカーに入らないように距離を抑える(絶対に届かないクラブで)
・曲がるリスクを考え、少し低めのボールを打つ
・バンカー左手前の花道から狙える箇所が、ベスト
実際に打つなら、こうすべきだったと分かりました。
・7番か6番アイアンでハーフショットで打つ(ダフリやトップを減らす)
・短く持って少し低めの球を打ち、風の影響を受けないようにする
・サードショットがバンカーから圧を受けずに打てる位置(花道側)に運ぶ
私の好きなバーディーは狙えなくなりますが、ここからパーはまだ狙えます。
実際ここのホールでは、上がったら8打でした。
バーディーを取っても「-1」。「+4」を叩くリスクとでは、天秤にかけられません。
実際のラウンドでこの判断ができるか怪しいですが、唇をかみ切る気概でやり遂げたいです!
距離別の打ち分け練習には、スカイトラック!
その2:ウェッジ編
1.100yd以内のアプローチ
①:シチュエーション
・パー5、514yd
・ティーショットが突き抜け林から出した後ダフり、バンカー越しの70yd
・ガードバンカーは深いものと小さいものが連なっていて入れたくない
・ライはほぼフラットのラフだが、芝が薄く地面が凍っている
月例競技で前半7ホール終え、+5。有り余るハンデで優勝も狙える。
またまた、欲まみれの状態です。
【私の考えたこと】
・次が4打目なのでグリーンに乗せ、2パットのボギーでは上がりたい
・(画像にはないが)奥にもバンカーがあり、砲台グリーンなので高く上げて止めたい
・フェースを開き、高い球を打つ
これもなんとなく結末が見えますね。
この時の前半(東)8番の場面です
②:管理人のやらかし
・バンカーが気になり、ヘッドアップ
・開いた結果リーディングエッジが浮き、バンスが凍った地面に当たり跳ねたこともあり大トップ
・グリーンを大きくオーバーし、奥の林に入りOB
結局打ち直しもグリーンに乗せられず、7オン2パットの9(+4)。
必死に耐えていたのに、またビッグイニングを作ってしまいました。
③:すべきだったショット
地面が凍っている状態で、ただでさえトップしやすいフェースを開いたショットは打つべきではありませんでした。
・芝の状態、地面の状態をよく考え判断する
・地面が凍っていたり芝が薄ければ、フェースを開かずバンスで滑らすつもりで打つ
・グリーンで止まらないことは仕方ないので、手前のバンカーを確実に越える(ヘッドアップしない)
・ピンを狙うのではなく、止まらないことを想定し、奥のバンカーに入らない方向に打つ
特にアンダーラインを引いたことをしっかりやれれば、最初のショットで乗らなくても5オン2パットのダボで収めることができます。
一度ミスしたら無理せずボギーを、二度ミスしたらダボで良しと覚悟しなければならないと固く誓いました。
2.バンカーからのホームラン
これも管理人がよくやるシチュエーションです。
この時の南5番でやらかしました
①:シチュエーション
・パー5、513yd
・セカンドをトップし159yd残し、7番でラフから狙うもバンカーの靴跡にイン
・バンカーはグリーンの横で距離がなくアゴが高い、ピンの奥はOBゾーン
・砂は前日の雨で、やや湿って締まった状態
前半にバンカーからホームランしていて、心配な状態なのに靴跡に。
「なんでしっかり均してないんだよ」なんて恨み言も、心の中で思っていました。
【私の考えたこと】
・どうやって打ったら良いか、分からない
・アゴも高いのでフェースを開き、薄く砂を取ろう
②:管理人のやらかし
・ヘッドが砂に入らず、ボールに直接ヒット
・足跡のヘリを崩してコンタクトさせようと強く、速く振ったのが原因
・グリーンを大きくオーバーし、奥の林に入りOB
2回目のバンカーショットは奇跡的に上手くいき、砂イチでダボで済みました。
が…大きな問題があったと気付きました。
③:すべきだったショット
靴跡に入ってしまったところからの打ち方は練習すれば良いですが、考え方に問題があったと思います。
・靴跡に入った時は、目玉と同じイメージ
・普通より深くヘッドを砂にもぐらせなければならないので、フェースは開かない(閉じても良い)
・コックを使い、鋭角に振る(薄く砂を取るイメージとは逆)
・大きく振るのは良いが、スイングスピードは上げない
・ピンを狙うのではなく、ピンを越えたOBゾーンに入らない方向に打つ(できれば上りラインが残るように、またなるべくアゴが低い方へ)
これもアンダーラインを引いたことをしっかり考えるべきでした。
上手くいくことを期待するのも大事ですが、トラブルが起きていると感じたら上手くいかなかったときのヘッジをしておくことを今後心掛けます。
「ミスは1打で終わらせる」
「スケベ心は、破滅への入り口」
ちゃんと結果はここで報告しよう!
開かず打てるバンカー専用機もオススメです!
まとめ
今回は、ビッグイニングの原因となってしまう「セカンド以降のOBを撲滅する」をテーマにお届けしました。
改めてその時のシチュエーションを冷静に考えると、かなり楽天的なゴルフをしていることに気付きました。
今まで当ブログで述べてきたことではありますが、
・「練習で出来ないこと」「やったことがないこと」をラウンドでやってはいけない
に加え、
・上手くいかなかった時のための保険をかけておく
を心掛けます。
ビッグイニングは、バーディー狙いやミスの後でもパーを狙うスケベ心の裏返しだと分かりました。
常に攻める気持ちは持ちたいですが、自分の力量を冷静に判断し無理だと諦める柔軟性も持つべき!
もう悔しくて眠れないようなラウンドをしたくないので、ビッグイニングを減らすゴルフを目指しやっていきます!
「もう100叩かない」と言う為には、バーディーを取るより絶対にビッグイニングを無くすことがキーになります。
ついに大人のゴルフと言われる入り口に、(気持ちだけは)立ちました。
次のラウンドから、早速実践し皆様に成長したスコアをお見せしたいと思います。
その他の大叩きシリーズもオススメ!
ゴルフは脳でやると思い知らされました