先日のハンデ改正で、やっとハンデが25になったまだまだCクラスの管理人です。
最近100を叩くラウンドは減り、代わりに80台で回れるラウンドが増えてきました。
ただ100近く叩くラウンドは、まだまだあります。
バンカー入れすぎぃ!
この時は風が強かったことが表面的な原因ですが、真の原因は、打ちたいショットに対してのスイングの使い分けができていないことです。
球の高低が使い分けられれば、上級者の入り口と言われるそうです。
今回はそれに加え、正確性と飛距離のどちらを重視するのかも考え、スイング選択を考えてみたいと思います!
- 常に一つのスイングでラウンドしてしまう
- 気候や風に合わせたラウンド術を学びたい
- 少しのショットのミスで大たたきになってしまうホールを減らしたい
飛距離と正確性はどちらを重視すべきか?
管理人のゴルフは、常に飛距離重視です。
自分の持っているクラブの飛距離と、ピンまでの距離を考え、ひたすらピンデッドに狙っていきます。
だから、上手くならないんだよね
それが最近間違っていることに気付きました。
ゴルフとは、飛距離と正確性を状況ごとに使い分けなければならないのです!
いや…みんな普通にやってるよ
1.飛距離を重視すべき時
いくつか、考えられる状況があると思います。
①:フェアウェイの広いティーショット
ポイントは、「フェアウェイ」が広いです。
管理人は「OBにならないゾーン」が広いと、勘違いしていました。
特に夏場のラフは、ペナルティと言ってよいほどゴルフを難しくするのでフェアウェイキープを目指しましょう。
ティーショットをなるべく前に飛ばした方が、セカンド以降のショットに選択肢が生まれ有利になります。
距離が短ければ、クラブ選択だけでなく球の高低や球筋を選択することができます
フェアウェイが広く、多少曲げてもフェアウェイに残せそうなら飛距離を優先しましょう!
②:セカンド以降でハザードがない時
ロングや長いミドルのセカンドなど、持ったクラブの最大飛距離を打ってもハザードまでいかない時、あるいは可能性が少ない時も飛距離を優先すべき局面です。
サードショットやアプローチを、なるべくグリーンの近くで打てた方が短い番手でスピンの効いたショットが打ちやすくなります。
こんな時はしっかり距離を稼ぎ、そこから寄せワン(アプローチからパット1つでホールアウトする)を狙いましょう!
③:ツアーの最終日でイーグルを取らないとならない時
首位を2打差で追い、ここでイーグルのプレッシャーをかけないとパーで逃げ切られてしまう…。
そんな時は正確性より飛距離を優先し、一か八かのショットを選択しなければなりません。
ん…?
なんの話?
こんな状況になるのは、トーナメントを戦うプロだけです。
アマチュアがこんな状況に置かれることは、競技の最高峰にでもならない限りあり得ません。
でも、賢明な皆様ならお気付きですね。
これが管理人が普段やっているラウンドなのです。
良いスコアで上がりたければ、ここで飛距離を優先する必要はないのです。
どんなホールでもバーディーを狙っている私は、ここの考え方を変えるのが一番スコアメイクに効きます。
つまり、飛距離を優先すべきシチュエーションは、90切りレベルには①と②の2つしかありません。
2.正確性を重視すべき時
逆に、上で考えたシチュエーション以外は、正確性を重視すべき時ということが分かりました。
ゴルフが飛距離競争ではなく、ターゲットスポーツである以上極々当たり前のことです。
野球のピッチャーだって、200キロ投げられてもストライクゾーンに入れられなければ意味がありません。
飛距離自慢は、ここで上達が遅れるんだね
管理人は打ちたい距離だけを考えていて、ターゲットを外した時のリスクやリスクを限定するための球筋を全く考えていませんでした。
固いグリーンで奥にアゴ高バンカーがあるのに、ピンに上から落とすショットを選択してしまう…
残り120ydにピンがあるから、120yd打ちたい←管理人
残り100ydにグリーンエッジがあるのでその付近に落とし、そこから少しランが出てピンに向かっていく球を打ちたい←上級者
では、そんな重視すべき項目に合ったスイングの使い分けについて、見ていきましょう!
2つのスイングの使い分け
本来であれば、もっと色々な使い分けがあると思います。
ただ不器用で練習時間の足りない管理人には、2つが限界です。
1.シャットスイングとターンスイング
まずは管理人の下手くそな動画でご紹介します。
2つのスイングの違いが、お分かりいただけたでしょうか?
それぞれを解説します。
①:シャットスイング
動画の最初のスイングです。
管理人はもともとこのスイングに近いものをやってきました。
- フェースターンが少なく、方向性重視
- スイング(特にダウンスイング)がシンプル
- ボディーターンで振るので、再現性が高い
- ライン出しがしやすい
- スライスしづらい
方向性を上げるために、取り組んできたスイングです。
- 球が上がりづらい
- バックスピンが入りづらい(ボールが止まらない)
- 左方向へのミスが多くなる(つかまり過ぎる)
- パワーのない人は、内力に頼るスイングなので飛距離が落ちる
精度を上げるためにやってきたスイングなのに、グリーンで止めるには不向きなデメリットが並びます。
主にフック系の球筋になりやすいので、グリーンで止めづらい難点があります。
- ストロンググリップ
- テークバックでフェースを開かない(フェースがボールを見続けるイメージ)で腰まで上がる
- その後右手首が背屈(甲側に曲がる)し、右手の平が斜め上に向いて切り返していく
- ボディーターンでしっかりスイングする
- リリースのイメージは持たず、右ひじの曲がったハンドファーストインパクトになる
- ヘッドは走らせない
②:ターンスイング
動画の後半のスイングです。
2回素振りをした2回目で、ヘッドがボールに当たってしまっているようにリリース(フェースがターンしボールを包む)が前提のスイングとなります。
手首をこねるのではなく、インパクト付近でヘッドが勝手に戻ってくることをイメージしています。
- フェースターンや外力の利用により、(タイミングが合えば)飛距離が伸びる
- ボールが上がりやすい
- バックスピンが入りやすい
- 柔軟性やパワーがなくても飛ばせる
もともとのゴルフスイングで、非力でも飛距離を上げることができるスイングです。
- スイング(特にダウンスイング)が複雑(リリースなどフェースターンの動きが加わる)
- スライスしやすい(タイミングによっては引っ掛けも)
もともとフェースターンが苦手なので、違和感はあります。
ただこれから筋力や柔軟性が衰えても飛距離が出せることや、スピンが入りやすい点は大きなメリットです。
- 私はストロンググリップ(どのグリップでも問題なし)
- テークバックでフェースを開く
- 岡持ちのようにシャフトを右手の平に乗せ、インパクト付近までそのイメージを保つ
- インパクトでボールを包み込むように、リリース
リリースのイメージは、大好き三觜さんの動画を参考にしてます
「いきなり水をぶっかけない」
2.更なる使い分け
2つのスイングの基本的な使い分けに加え、さらにボールの位置とスイングのフィニッシュで高低を使い分けています。
まだまだ上手くいかないことも多いですが、何より意図してスイングすることが大事です。
上手く打てなくても考えず打つより、打ちたい球をイメージしてラウンドした方が上手くなります!
調整事項 | シャットスイング | ターンスイング |
---|---|---|
ノーマル | やや低い やや転がる | やや高い 止まる |
ボール位置右 立ち位置近め | 低い かなり転がる | やや低い やや止まる |
ボール位置左 立ち位置遠め | やや高い やや止まる | 高い かなり止まる |
フォロー小 | 低い やや転がる | 普通 止まる |
フォロー大 | やや高い やや止まる | 高い かなり止まる |
ボール位置とフォローの大きさを組み合わせることで、さらに大きな違いを出すことができます!
たとえば、目の前に木がありその裏にグリーンがある場合は、「ターンスイング」で、ボール位置左、遠目に立ち、フォローを大きく取って、木の上を抜きに行くなんて使い方をしています。
失敗しそうだけどね
「リスクのある攻め方をしましょう」ということではなく、自分が判断する材料として自分の持ち球の理解が必要です。
ぜひ様々な状況で、出したい球をイメージしてスイングを選択してみてください!
まとめ
今回は、「状況に応じたスイング選択」をテーマにお届けしました。
上級者ならここにカット打ちやインテンショナルフックやスライスも加わるのだと思います。
ただまずは最小限のスイング変更と、ボールの位置で、イメージした球筋に近いショットを目指してみましょう。
完璧に打てなくても、ラウンドが楽しくなりますよ!
管理人はこの考え方をするようになってから、少しスコアが良くなりました。
でもそれより、自分で考えながらラウンドするきっかけとなり、ゴルフがもっと好きになりました。
これ以外にもライや風の状況など考えなければ、安易にスイング選択はできません。
五感をフルに使ってラウンド中の情報を集め、自分の持てる武器を使って楽しいラウンドをしましょう!
管理人もゴルフがもっと上手くなるために、武器のレパートリーを増やしていきたいと思っています!
管理人はkindleに入れ、繰り返し読んでいます
Q&Aというか、設問の状況を頭に浮かべて読むと効果抜群です