前回スイングの形ではなく、そもそもの身体の使い方「キネティックチェーン」で飛ばすことを取り上げました。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/chain-g55811fb3e_640.jpg)
管理人は最初から身体が固く、ヘルニアという腰痛持ちです。
そして加齢で、更に身体は固くなっていく一方です。
ゴルフのスイングは柔軟性が大事なのは間違いないですが、おっさんになり固くなったからと諦める訳にはいきません。
そんな折風呂場で派手に転倒し、さらに腰を痛めてしまいました。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon.jpg)
怪我の功名として、「腰痛」に優しく柔軟性が落ちてもできるスイングに改造します!
管理人の現状
管理人の惨状、もとい現状はこんな感じです。
・四十か五十肩
・股関節をはじめ、あらゆる関節が子供の頃から固い
・腰椎間板ヘルニア
先日風呂場で派手に転んだことで、さらにヘルニアの悪化と首むち打ちが追加されました。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon-6027450_640.png)
無駄に、満身創痍だね
それなのに、大好きなゴルフで「300ydドライバーショット」を夢想し、練習に励んでいます。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/backpain-g8aa441cb8_1280.png)
風呂場で転んだことで、現状からさらに身体が回らなくなってガックリしました。
ただ気付いたことがあります。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon.jpg)
これからどんどん身体が固くなる
それなら、今のこの状態で振れるスイングを開発せねば!
もともと柔軟性がないのに、目指すイメージで振り切っているので身体への負担は半端じゃないです。
酷い時は、ラウンド後に寝込んでいるような時もあります。
難しいかもしれませんが、年を取っても負担なく振れるスイングを目指すことにします!
腰痛でも安心してラウンドするにはコレ
身体の固い管理人が目指すスイングは?
1.目指すべきスイング
当然ですが、目指すものは決まっています。
・300ydはいかなくても、250-70ydを狙える飛距離
・OB数を極力減らす方向性
・ダフリ、トップを減らす安定性
今のスイングは、ほぼ飛距離のみを求めたスイングなので変えなければなりません。
ただ、その為の教材は見付けました!
2.トニー・フィナウ選手
初めて見た時に、「これだ!」と痺れました。
まずはスイング動画をご覧ください。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/man-303792_640.png)
このトップで飛ばし屋とは!
陽気な飛ばし屋、192センチの恵まれた体躯を活かしたショットが素晴らしい。
・コンパクトなトップ
・左ひざからの切り返し
・左ひざを飛球線方向に向ける
・しっかり左足かかとに乗ったフィニッシュ
トニー・フィナウ選手からは、これらを学びます!
これは恵まれた身体があるからこそできるスイングですが、コンパクトなトップは学びたい!
3.リー・トレビノ(レジェンド)
もう一人は、私が生まれるより前からプロゴルファーのレジェンド。
こちらは見た瞬間に、「なんか管理人とスイングが似てる?」と親近感を覚えました。
先ほどのフィナウ選手と較べると、農家のおじさん感というか田舎臭さを感じますが、PGAツアー通算29勝、メジャー通算6勝の本物の殿堂入りレジェンドです。
特にウェッジ巧者で、かの有名なジャック・二クラスの最大のライバルであったそうです。
スイングはかなり特徴的なハンドダウンで、プッシュフェードが持ち球とのこと。
よく見れば、管理人の好きな要素が詰まったスイングです。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/20210919_070511339_iOS.jpg)
・オープンスタンス
・フックグリップ
・シャットフェース
・ループスイングでのシャローイング
・地面反力
レジェンドからは、これらを学びます。
見ればみるほど愛嬌があって強くて、惹きつけられます
管理人が直すべきところ
目指すべきスイングが分かったので、管理人のスイングの問題点を直していきます。
1.オーバースイング(オーバートップ)
自分の可動域の中でのオーバースイング(オーバートップ)であれば、問題ないと思っています。
ただ私のように胸が回らず腕だけ上げて作ったオーバートップは、大問題です。
今まで「直しては元に戻り」を繰り返している理由は、自分では分かっています。
・オーバースペックのギアを使っている
・身体が固い
・それなのに、飛ばしたい
結局は、飛ばしたい気持ちが強すぎるのが直せない原因なのです。
そんな管理人でも効果のあった三角先生
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/20211025_064607884_iOS.jpg)
肩甲骨や肩回りの可動域が広い人は、トップを自然に大きく高くすることができます。
一方、管理人の様な身体が固い人がトップを大きくすると、三角形がつぶれスイングプレーンが壊れます。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon.jpg)
それなら、もうトップを高くするのは止めます!
・肩はなるべく回したいので、アドレスで右腰を回しておく
・回転がしやすいように、アドレスの両足の間隔は狭めにする
※管理人の場合、この方が下に書く切り返しがやり易いです
トップを小さくすることで、正確性や再現性が高まるはず!
2.腕で振らず、下半身で振る
飛ばしたい気持ちが無くなったわけではないので、腕やトップ側ではなく下半身で飛ばすことにします。
これには、前回のキネティックチェーンを使います。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/chain-g55811fb3e_640.jpg)
コンパクトなトップになる分、早めに切り返しの動作に入るのがポイントです。
1.左腕を曲げず、地面とシャフト(腕)が水平になる位置をトップとする
2.その段階で左ひざを飛球線方向に向け、沈み込み始める(切り返し)
3.沈み込んだあとに、インパクトに向け左足を伸ばしていく
4.左足はかかと体重でフィニッシュ
まだトップが高いとのご指摘がありそうですが、これでも少しは低くなっています。
比較動画です
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon.jpg)
まだ下半身主導には程遠いので、練習あるのみ
トップを小さくした分飛距離が落ちるのを、下半身の力や外力を使えば補えるはず!
3.振り切る
オープンスタンスに構えることで、左側のスペースは広く開いているのでしっかりフォローを取ること。
テークバック側が小さくなっている分、飛距離の為にもフォローは大きく取りたいです!
左腰側が回らない人でも、オープンスタンスかつ若干左足つま先を開くことでフォローを大きく取れるはず!
4.その他
・オープンスタンス → フォローを大きく、テークバックをアウト気味に上げる
・フックグリップ → フェースローテーションせず捕まえる
・シャットフェース → 同上
・ループスイングでのシャローイング → インサイドアウトに振る
・地面反力 → 飛距離を落とさない
それぞれ意味がある動作ですが、無意識にできるまで練習しないとラウンドでは使えません。
「ループスイングでのシャローイング」は、練習ではできてもラウンドでは全く安定しませんでした。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon.jpg)
まずは右手の親指、人差指を浮かせ、自然にシャローにクラブが入るように試してみます
文章だけで見ていると大改造のようですが、今までやってきたことの集大成だと感じています。
これまで理想の選手がいなかったので、おじさん仲間である「リーおじさん」を目標にやっていきます!
まとめ
今回は、「コンパクトなトップでのスイング」について書いてみました。
今まで自分の身体も省みず、柔軟性のあるプロ選手を目標にしてきたことからは大転換です。
一方変えようとしているスイングは、フェーダーおじさんが目標なので無理なく取り組める気がします。
新しく目標となった「リー・トレビノ」。
レジェンドが言っていることを、色々調べました。
パッティングでは、ボールにキスしてる時間を長くしなくてはダメなのさ
良いプレーをするために必要なことは、いつも同じリズムで歩き続けること
そして、トラブルショットの場面に陥っても笑顔を忘れないこと
プレッシャーというのは、ポケットに2ドルしかないのに5ドル賭けてプレーした時でないと分からない
ルールはマッチ箱の裏に書けるだけでよい
OBとロストボールは天使の取り分と承知せよ
どれもエスプリの効いた名言で、ひょうきんでありながら勝負師な一面が見えます。
でもその中でも、今回のテーマに合う名言がありました。
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/man-303792_640.png)
私は、歳を取るほど上手くなる
![](https://mamegolf.com/wp-content/uploads/icon.jpg)
最高にカッコイイ!
スイングがカッコ悪くても良いから、強く崩れないゴルファーになりたいと初めて思えました。
身体をねじり上げて無理をしたスイングでは、少し飛ばすことはできても意図したとおりの球は打てるようになりません。
自分の打てるスイングで、もっともっとラウンドに集中しゴルフを知らなければ上手くはなれません。
今回は管理人自身に向けての記事のようになってしまいましたが、若く何でも上手くこなせた年齢から月日を経た同年代の方にも共感してもらえたら嬉しいです。