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【内力だけの手打ちを卒業】運動連鎖(キネティックチェーン)を意識した片手打ち練習で、脱力しても飛ぶスイングを手に入れよう!【地面反力など外力を味方に!】

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管理人は、いままでスイングの「形づくり」に囚われすぎていたと思うようになりました。

「GGスイング」「シャローイング」「シャットフェース」、たしかにすべて大事なものです。

でももっと根本に立ち戻り、「身体を効率よく使って飛ばす」ということを意識した練習をしていくことを決意しました!

トシ

最近女子プロの試合を見ていて、閃きました!

女子プロのスイングは、身体の固い君には無理だよ…

具体的には、「運動連鎖」と呼ばれる、さまざまな筋肉や関節などが連動して働くことを意識したスイングを取り入れてみたいという、いつもの浮気性が出たとご理解ください。

この記事で分かること

運動連鎖とは

別に目新しい言葉ではなく、以前からある言葉のようです。

知らなかったんだね

運動連鎖(キネティックチェーン)
たとえば、ボールを投げる時に
1.足で地面を踏みこむ
2.(地面を踏んで得た力を)足が受け取る
3.股関節→腰→体幹(腹や背中)→腕→手首→指と連動しながら、身体の先端に向け力を伝えていき
4.最後に増幅した力をボールに伝えることで、遠くまで飛ばす
といった一連の動きがあります。
この様な「さまざまな筋肉や関節などが、連動して働くこと」を、運動連鎖と言います。

1.なぜ運動連鎖が大事なのか?

当たり前のことですが、スイングに使う筋肉を一つ一つ別々に動かすことなんてできません。
運動連鎖は、無理にやるものではなくもともと人間がやっていることです。

では、なぜもともと皆やっているものを管理人は改めて大事だと言うのでしょうか?

トシ

それは、連鎖がスタートする場所が違うからです!

皆さんは、どこからスイングが始まりますか?

ここを考えることが、運動連鎖をマスターする秘訣になります。

2.ゴルフスイングの運動連鎖は、どこから始まるか?

開眼してしまった私から答えてもいけないので、お聞きしましょう!

野球が足からなら、ゴルフも同じじゃない?

す、鋭いですね。
正解です。

トシ

(みんな、ヘッドを動かすところからじゃないの?)

恥ずかしながら管理人は、「スイングの始動は、クラブヘッドから」だと思っていました。

バックスイングもダウンスイングもです。

ボールに実際にぶつけるヘッドをなるべく速く動かすことだけを考え、ゴルフをしてきました。

これが管理人の上達を阻んでいたと言っても、過言ではありません。

「当てに行く」ってやつだな

3.ヘッドから始動すると何が悪いのか?

ゴルフの場合もボールを投げる時と同じように、地面を踏みしめた下肢から上肢にパワーが伝わっていくのが正しい運動連鎖ということになります。

これを無視し、「ヘッドをヒョィっと上げ、ボールに向けヘッドをぶつけるスイング」は、正に「ザ・素人スイング」なのです。

【ザ・素人スイングの問題点】
・腕の力(内力)だけで、振っているので飛ばない
※ヘッドをいきなりボールに腕力で向かわせるので、重力や遠心力といった「外力」を使えない
・身体の一番末端である指の、更に先にあるヘッドから始動するので、大きな筋肉も使えない
・上半身だけで振るので、「手打ち」になる
・地面を踏みしめて得る「地面反力」を始めとした下半身からのパワーが、ボールに伝えられない
・アウトサイドインのヘッド軌道になりやすく、スライスが直らない
・インパクトゾーンが短いので、ダフリやトップが頻発
・グリップをギュッと握り、指の先にあるヘッドから動かそうとするので「指のマメが絶えない」

ブログを始めた頃の管理人の左親指

ブログを始めて約4か月、ついに「まめ」ゴルの本質に行き着いてしまいました。

スイングの始動位置がおかしかったので、まめを量産していたというのが真実だったのです。

そっちの「まめ」だったのか!

正しい運動連鎖はどうする?

残酷な真実を知ってしまったところで、正しい運動連鎖はどうすべきか学びましょう!

1.正しい運動連鎖の始動箇所

トシ

ズバリ、「左足」です!

友人からは「左腰から始動」とアドバイスをもらいましたが、まめゴル的には「左足を踏む」と提唱します。

その後、腰にも力が波及していきますが、あくまで始動は「足」です。

実際にどのように力が加わっていくか、見ていきましょう!

2.運動連鎖の順番

バックスイングは、胸の前から腕(グリップ)が外れないイメージでしてください。

準備としてしっかりトップを、胸を回し作っておきましょう

大事なのは、切り返しからのダウンスイング

STEP
左足の踏み込み

切り返しはここから始めます

  • 踏み込みを意識しづらい管理人は、ヒールアップ(テークバックで左足のかかとを上げる)しています
STEP
左足のひざを若干伸ばします

地面からの力(地面反力)が、左足を伝って上に昇り始めます

STEP
左お尻を後ろに下げます

力がお尻を越えると共に、腰の回転が始まります
股関節が、下肢と体幹を繋ぎます

STEP
左腰が切れます(回転します)

お尻に続き、腰が回転します
ここが友人の言う始動箇所です(「腰を最初に切る」だと遅い)

STEP
胸が回ります

腰に遅れ、胸が回り始めます

STEP
腕が引っ張られ付いてきます

腕で振るのではなく、体幹(胸)の回転に腕が付いてくるイメージです

STEP
クラブが重力で落ち、左腕から引っ張られてきます

内力だけでなく、遠心力・重力が加わります
またひざを更に伸ばす力が、回転力に変わります

STEP
すべての力がシャフトを伝わり、ヘッドに加わった瞬間インパクトになります

地面反力(から変化した回転力)、遠心力、重力が、ヘッドに加わり、ヘッドスピードが最大になります

ステップを細かく分けましたが、この様に少しずつ力が隣り合ったパーツに伝わっていくイメージが大事です。

別々に一つずつの動きが終わっていくのではなく、緩やかに重なり繋がっていきます。

結果、クラブを振るのではなく、左足を踏み込んだ結果「引っ張られる」感じとなります。

なんか前やってた「お尻プリプリ」に似てるね

トシ

その通り!
始動位置のイメージが若干違うだけで、同じスイングです

今考えると、お尻プリプリスイングをし始めたあたりから指の皮が剥けなくなった気がします。

それまでは、腕だけで振っていたってことだね

さらに「ワンポイント」

左足の踏み込みから始めたスイングのパワーをクラブに伝えるには、上半身の力を抜きましょう!

ガチガチな上半身では、せっかく下半身から昇ってきたパワーが途切れてしまいます。

またグリッププレッシャーを極力小さくすることで、上半身の力みを取ることができます。

丹田や下半身に力を入れると、上半身の力が取れるよ

運動連鎖をマスターするには?

YouTubeなどで「バックスイングをしないウェッジショット」など色々見ましたが、ピンと来ません。

それより以前フォロワーさんに教えてもらった「片手打ち」が良いと思いました。

まだちゃんと打てないのですが、「運動連鎖」とミックスしてみます。

1.片手打ち

トシ

重かったり長いクラブでは難しいので、9番やピッチングあたりのクラブで練習しましょう!

①:左手打ち

前よりは良くなったのかな…

最初は空振りしたり、当たりませんでした。

またボールに当てることが大事な訳ではないので、手首の角度を変えないよう意識しましょう。

・基本は腰から腰までのスイング
・スタンスは狭く
・胸の上に上腕を乗せる
・右手は左肩の下(注射を射つあたり)を軽く押さえる(基本はヒジを押さえますが我流)
・腕だけでクラブを上げない(私はまだ上げちゃってます)
・胸をしっかり右斜め下まで、回す(グリップは胸の前を外れない)
・ダウンスイングの始動は、左足の踏み込み
・クラブは振るのではなく、身体に付いている左腕が引っ張ってくるイメージ
・左腕は伸ばし気味(ピーンとは伸ばしませんが、しっかり伸ばします)
・手首の角度を最後までほどかない
・腹に力を入れ、起き上がらず左ひざを伸ばしハーフスイングでフィニッシュ

管理人のグリップルーティーン

再現性が高いことが重要ですので、管理人のルーティーンのままお伝えします。

Chromeで上手く埋め込めていないので、「Youtubeで見る」をクリックして下さい

上下同じ動画が、サファリ等では表示されてしまいます
申し訳ありません

STEP
左手
  • 地面に置いたクラブのグリップエンド付近を、右手の親指/人差し指で支える
    • リーディングエッジを胸の向きと垂直(構えたい方向)に揃える
    • 左腕とシャフトが一直線になるように構える
    • グリップエンドを左太もも内側(足の付け根方向&へその高さ)を向ける
  • 左手の掌と肘の内側を空に向け、腕全体を顔の高さまで上げる
  • 静かに下ろす
  • 肘の向きを変えず、手を希望の向きに内旋(親指の右側方向に回す)しグリップ
    • 左手の小指/薬指/中指の「指」と指の付け根でクラブをはさむ(グリップエンドを余らせて)
    • この時左手の中指のこぶしの山が見えるように(フックグリップで握りたければ、さらに薬指の山まで)
    • 人差し指は下からクラブを支え、親指は人差し指との間を締めるべく寄せるだけ
  • 親指はグリップに触れる程度
トシ

左手は全て大事なポイントです!

STEP
右手
  • 左手と同様に、腕を上げ肘の向きを整えてから、右手を内旋し(右手親指左側)グリップ
    • 右手は添えるイメージ
    • 左手フックが強ければ、右手は上から被せ気味に
    • 左手スライスが強ければ、右手は下から持ち上げる感じに
  • 人差し指から小指の上に、グリップを乗せる
  • 親指は、グリップを握らない
    • 親指はグリップに乗せても乗せなくても良いが、人差し指との間は締める

フックかスライスかは、両手の手首の先で調整するんだね

STEP
少し持ち上げ、ブラブラ
  • 身体を動かすことで、クラブを動かす
  • グリップの中を真空にするイメージで遊びは無くすが、グリッププレッシャーは下げる
  • 少し手首も脱力することで、吊るアドレスが完成する

グリップと脇の意識を変えれば、再現性がグンと上がるな

この左手打ちだけ練習すれば、運動連鎖は学べます。

繰り返し練習しましょう!

トシ

このシリーズが本当に素晴らしい!
動画順に並べました

トシ

特に手首のキープが大事です!
なんとなく手首をほどいて当てないこと

トゥもネックもシャンクするので、慣れるまではお外で!

左右の腕の役割分担

多くのゴルフ情報誌で言われるものですが、私なりの解釈でお伝えします。

左腕の役割
  • 左腕は「リードアーム」と呼ばれ、クラブを引っ張る役割
  • 左足の踏み込みから、下半身上半身と連鎖し左腕でクラブが引っ張られる
  • 下半身に引っ張られるためには、突っ張りすぎずテンションを掛けておく必要あり
トシ

左腕はある程度のテンションを保ち、伸ばしておくことが肝心!

左腕でボールを打っているうちは、本来の左打ちではありません。

左足で左腕を引っ張ることだけを、意識しましょう!

右腕の役割
  • 右腕は「トレイルアーム」と呼ばれ、クラブ軌道を整える役割
    • 「トレイル(trail)は、通った跡、船跡といった意味」
  • 右ひじを身体から離さないことを意識すれば、自ずと軌道は整う
  • 肘を身体がに向けた上で、前腕のみ内旋させグリップする必要あり

勝手に脇も締まるね

右肘を身体から離さないことと、右手首の角度を変えないことを意識しましょう。

胸をしっかり飛球方向に向けず腕で当てるだけでは、意味がありません!

最初「左腕が主で、右腕は補助」と読んだ時は、「嘘でしょ!」と思いました。

ですがだんだん上半身が脱力してくると、それが真実だと分かります。

管理人の場合、アプローチは右利きなので右腕の感覚に頼っているところが大きいですがショットは左腕中心になってきました!

②:右手打ち

右手も載せますが、管理人的には右手から始めても良いと思います。

慣れたらヒールアップはやめても良いね

トシ

絶対手首をリリースして打ちにいかない!

【改善点】
・管理人は上腕を押さえている→かやや上を押さえる
・前腕が自由に動いている→右ひじを身体に向け正しくアドレスし、前腕を独立させず動かさない
・グリップエンドは身体を向いたまま
・右手首がフリップしている→手首の角度は極力変えない
・胸が回り切っていない→飛球線方向まで回すつもりでボールを押すこと

③:両手打ち

左手打ちも右手打ちも出来ていないということは、分かりますね!

トシ

これでも最初よりは良くなったんです…

動画ではぜんぜん直っていませんが、自分では下半身リードのあとに腕が振られている気分なんです。

でももっと意識して、スイングスピードを抑えて練習せねばダメダメですね。

キネティックチェーンを習得するには、体幹が重要です。

管理人の様なプヨプヨおなかでは、身体の連鎖をぶれずに受け止められない為です。

2.ヒールアップ

キネティックチェーンを感じるもう一つの方法として、「ヒールアップ」があります。

ヒールアップのポイント
  1. テークバックで、左足のかかとを上げる(右打ちの場合)
  2. 切り返しのタイミングで、左足かかとを踏み込む
  3. あとは同じ

※アドレスの時点でかかとを上げておく方法もあります(再現性が高く、合う人にはオススメです)

トシ

キネティックチェーンの始動タイミングを覚えるための練習としても、最適です!

ヒールアップの本来の効用
  • バックスイング(捻転)が深くなる
  • 体重移動がスムーズになることで、ヘッドスピードがアップし飛距離が伸びる

良いことだらけに見えるヒールアップですが、積極的に勧められないデメリットもあります。

理由として、以下が挙げられます。

・同じ位置にかかとが下ろせないと、スイングの再現性が犠牲になる
・かかとを下ろすタイミングが早いと、逆に捻転不足になる
・スイングの工程が増えるので、ミスが出やすくなる

結果的に飛距離アップなどになるかもしれませんが、まずはこの動きの始動タイミングを学ぶためにやってみましょう。

とにかくゆっくり、止めずに流れる様に動きを連鎖させていきましょう!

女子プロや、インスタグラムなどで練習を上げている上手な方は、身体としてのスイングが終わった後にクラブが通り過ぎていくようにゆったり振っています。

これぞ運動連鎖という、スムーズな連動!

管理人もこりずに力感のない下半身主導のスイングを目指し、練習します!

またプラレールのような新たな練習器具が増えていますが、お気になさらず。

キネティックチェーンを意識し、管理人がスイングを練習している様子です。

少しは手打ちが直ってきたかな

運動連鎖のキー「脱力」

いくら運動連鎖をしようとしても、体のパーツにガチガチに力を入れてしまっていては正しく連鎖しません。

特に、腕の脱力が重要になります。

トシ

我々初心者は、どうしても腕に頼って打ってしまいます

管理人がやっていたサッカーは足の話ですが、「脱力しろ!」とよく教わりました。

また「インパクトの瞬間だけ、力め!」とも言われました。

逆に言えば、それ以外のタイミングではボールとコンタクトする位置に近いパーツは脱力していなければなりません。

脱力していくイメージは、振り子で学ぶことができると思います。

練習に取り入れてみて欲しいです!

まとめ

今回は、「運動連鎖(キネティックチェーン)」について書いてみました。

上級者のスイングを見て、「綺麗だな」「なんであんなにゆったりと速く振れるんだろう」と思っていた管理人にとって、今回の記事は大きな気付きです。

ゴルフを始めた頃は、練習後は筋肉痛に、指は血だらけという惨状でした。

ところがこの2か月ほど、まめができたり皮が剥ける頻度が減りました。

最初はベースボールグリップの効果かと思っていましたが、スイングが少しずつ変わってきているんだと思います。

トシ

両腕の痛みや筋肉痛ではなく、お尻が筋肉痛になったりします

自己流なので上達の速度は遅いですが、まめゴル的には「お尻プリプリ」と双璧をなす大事なメソッドです。

下半身主導のスイングがマスターできれば、理想のスイングを目指すにあたり希望の光が見えてきます。

これからは上辺のスイング理論だけに振り回されることなく、「運動連鎖」を意識し片手打ち練習に励みます!

片手打ちはボールを打たなくても練習できます
管理人と一緒に、毎日振りましょう!

学びはコースで実践あるのみ!

驚きのコスパ!

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