何度も諦めた、憧れのワード「掌屈」。
実は性懲りもなく、また水面下でチャレンジし仮完成したと思っていました。
初ツイゴル前夜にスイング仮完成
— まめゴルフ@ドローは諦めました (@mame_golf_ie) February 4, 2023
今年はここから大きく変えずに、熟成させる💪🏻
右膝は迷ったけど伸ばす系
グリップ左手小指薬指のみ意識にしたらトップがルーズになったのと、ドライバー飛ばしにいく時のスクワットを混ぜた亜流がどうなるか心配…
明日ぶっつけます🤣 pic.twitter.com/iaG8ENm03C
ぶっつけで挑んだラウンドは残念ながら、メタメタ。
ツイゴル初参加
— まめゴルフ@ドローは諦めました (@mame_golf_ie) February 5, 2023
ヤッマさんが青旗をキャディーマスターから盗んできて、バックからやることに😭
ドライバーは相変わらず酷い引っ掛けでまともに前に飛ばず、体感9000ydでした🥹
楽しく回っていただいたイトゥムさん、ヤッマさん、イケーイさん、幹事のChekiさん、スジさん、皆様ありがとうございました pic.twitter.com/nPvtba2ip8
特にドライバーは初投入なのに当てずっぽうなセッティングをしたこともあり、トンデモナイひっかけを量産。
その前のラウンドも引っ掛け地獄だったので、きっぱりと掌屈は諦めました。
今度こそ型を追うのではなく、シンプルなスイング「ベン・ホーガン振り子スイング」に取り組みます。
- スライスや引掛けが直らない
- ボールをこすってしまい、飛距離が出ない
- アウトサイドインのスイングが直らない
- 弱々しい球で風に負けてしまう
- コースでのミスショット(ダフリやトップ)が多い
「振り子スイング」ってどんなスイング?
二重振り子など色々な言われ方がありますが、特別新しいスイングではありません。
諸説ありますが、身体を使った大きな第一振り子と手首を使った第二振り子の2つの振り子を組み合わせたものこそがゴルフスイングという理論です。
当たり前だな
ですが私を含めたアマチュアは「手首を使ってはいけない」という強迫観念から、グリップをガチガチに握り第二側の振り子を使えていないのが実情です。
そこでもっと手首を柔らかく使い、ヘッドをスムーズに速く動かしましょう!ということが主眼です。
柔らかくグリップするコツ
振り子スイングの注意点
特に手首を使った第二振り子について、注意が必要です。(あとで紹介する動画では手首を第一振り子と呼んでいて紛らわしい)
「殺陣スイング」の記事でも紹介しましたが、手首を使うというとインパクトをビンタをするような「フリップ」という動作や、「アーリーリリース」と呼ばれる手首の角度の早すぎる開放とゴッチャにしがちです。
インパクトバックなど重いものを叩く時のような、特に右手の背屈(手の甲側に折る)角度の開放をなるべく遅らせる意識を持ちましょう
振り子って、ネーミングも悪いよね
「ベン・ホーガン振り子スイング」のやり方
1.管理人のベン・ホーガン振り子スイング
まずは管理人のスイングをご覧ください。
振り子スイングは、「引いて引く」と呼ばれるスイングでグリップエンド側に引く力をかけ続けることがポイントです。
まだ完成形とは言い切れませんが、グリップエンドの向きに注目してください。
たしかに掌屈は、身体の正面(動画右側)にグリップエンドが向くな
トップでグリップエンドが飛球線後方を向くことが、大事です
それで何が違うの?
2.比較としてグリップエンドの向きに問題があるスイング
問題のある例を2つ、ご紹介します。
①:掌屈パターン
掌屈を目指している動画(悪い例)を見てみましょう。
「掌屈」という形だけを目指すために、フェース面がボールを見るシャットと逆で「右掌が空を向くテークバック」をしています。
絶対ダメな「右ハンドル」ってやつだね
そのため、アイアンヘッドがトップで怪しい旋回をしています。
これをシャフトの長いドライバーでやると(引ける)地面側にグリップエンドを向ける前に、寝たシャフトを身体の前方に起こす(投げる)動作が生じます。
そのため外からヘッドが降りてくるアウトサイドインの軌道とフェースが被って入ることで、ドひっかけを連発することになりました。
ど引掛けの出球と毎回ティーが折れたので確定です
アイアンは腕力でコントロールしてただけだったんだな
②:超シャットパターン
逆にシャットに上げすぎた場合も、グリップエンドはあさっての方向を向きます。
踊りかと思われる右ループで、ここから下にグリップエンドを引ける体勢に持ってきますが、練習不足の我々ができるスイングとは到底思えません。
振り子スイングが完璧にできた上で、さらに運動エネルギーを増やしたい(飛ばしたい)人が取り組むべきスイングだと思います。
すっぱり諦めましょう
3.グリップエンド方向はなぜ大事か?
振り子スイングの肝は、グリップエンドが飛球線後方に向いた状態から「第一加速」と呼ばれるグリップエンドを下に向けるキャスティング的な動きにつなげ、そこからグリップエンドをクラブの回転する円の中心側に引き続けることです。
右手が支点で、左手が引き続ける意識だよね
グリップとヘッドの運動量が同じスイングでは、ヘッドスピードのアップは望めません。
しっかり第一加速が可能な位置にグリップが自動的に収まるよう、練習しましょう!
この動画が一番分かりやすかったです
グリップエンドが違う方向に向いていると、地面に向いた「引ける位置」にゴルファー自身の力で移動させなければなりません。
プロであれば練習量で可能でしょうが、私たちアマチュアにはそんな練習時間はありません。
そこで、シンプルなスイングを目指す管理人としては、最初から飛球線後方にグリップエンドが向かうようにスイングすることにしました。
3D Swing Mentorは売り切れでしたが、こんな商品でも偏重心が分かりそうです
4.スイング方法
前置きが長くなりましたが、管理人の意識しているポイントです。
- 両手の指でシャフトを下から支える(動画で言うキャッチ)
- グリップはストロング(フック)に握る
- 特に右手は、グリップを支えているだけにして柔らかく(親指はシャフトに触れている程度の力感)
- 左手の小指はグリップギリギリにかける(お好みで:手首が柔らかく使えます)
- 左手親指を伸ばした(ロングサム)ベースボールグリップを採用(お好みで)
- シャフトが倒れすぎないようにするため
- 管理人は、スプリットハンド的に左右グリップの一体感を崩した方が左腕が伸ばしやすいため
- 両肩より狭いくらいに両足を広げない
グリップを斜め(指の関節の線に対し)に握ると、手首を柔らかく使えます!
ガッチリ手のひらで握らない意識は大事だな
- 方向を合わせ、ボールより少し離れて立つ(ボールより身体側にヘッドを置く)
- グリップを左太もも前に合わせ、軽くグリップ(この時ストロンググリップに)
- クラブを持ち上げ、剣道の面をする(腕を一度上げ、胸筋の上に乗せ直す感じ)
- 左右の手の指でクラブを支え、重心をキャッチ
- 重心をキャッチしたまま、クラブを揺らす×2
- 胸の中心にスイング軸の中心があるとイメージしながら、4時6時の小さい素振り×2
- 左右の脇腹(特に右の側屈)を意識
- 小さいスイングでも、しっかり右足踏み込みで始動し左足踏み込みで切り返す
- 管理人は胸の中心を意識するが、肩甲骨の中心でも首の後ろの骨でも良い
- フォローでインサイドに引きやすいので、インサイドアウトにヘッドを投げ出す(人による)
- フォロー側で、ボールより頭が後ろにあることを意識
- ボールに近付き、セット
実際にやってみると、10秒ちょっとでショットできるよ
- 右足つま先側を踏み込み、始動(その前に左足つま先側を踏み込む予備動作も効果的)
- 右足の踏み込みに連動し、ヘッドを引きずるように身体でテークバックしていく(手で上げない)
- インに引かない(勝手にある程度シャットになる)
- 途中から左足踵をヒールアップする(お好みで)
- ハーフウェイバック(シャフトが地面と平行)まで、シャットに上げる(フェースを開かない)
- ハーフウェイバックの時点で後ろから見たら、グリップとヘッドが重なることを意識
- 鏡や動画でチェック
- 意識はし過ぎず、インに引かない程度で良い
- 右手グリップを支点に、左腕を伸ばす感じでコックする(左手が身体から遠くになる)
- 下記動画の開始位置を参照
- その際、左手首が背屈しても構わない(コックが入りやすい形で良い)
- グリップエンドが飛球線後方になったことを確認
- 右手首は背屈した状態になる
- トップが完成する直前(先)に、左かかとを踏み込む
- 左足の踏み込みに連動し、グリップエンドを飛球線後方or地面に引き始める
- 右手の角度は、なるべくキープ(意識的にフリップしない)
- 大きな円をイメージしインパクトの意識は持たず、振り抜く
- 切り返しからグリップエンドを身体の遠く(地面の近く)を通すイメージ
- 左腕をガチガチにではなく、しっかり伸ばす
- 右手より左手が身体より離れている(遠くを通る)
- 途中から、グリップエンドをスイングアークの中心に向け、引いていく(自分の身体方向に)
- 左手首を外旋させていくイメージ(ロフトを立てていく)
- 依然グリップエンドを左手で、自分の身体方向に引き続ける(勝手にグリップをヘッドが追い越す)
- そのままクラブが頭上で1回転するくらい、勢いを落とさない(練習時)
5.【管理人のアレンジ】ベン・ホーガン背屈のメリット
管理人は腰ヘルニア持ちの、股関節や手首ガチガチの身体が超硬い男です。
ゴルフの理論は身体を柔らかい人をデフォルトにしているのかと恨むくらい、全くできません。
グリップエンドを飛球線後方にしようとしても、手首が硬くなかなかできませんでした。
そこで動画にあった「ベン・ホーガン(左手)背屈」をしたところ、力を入れずにグリップエンドを飛球線後方に向けることができました。
左手の背屈は悪いと言われていますが、手首が硬い方はグリップエンドの方向の方が大事なので気にせずやってみましょう!
ヘッドスピードが上がるのが分かるよ
「ベン・ホーガン振り子スイング」の効用
①:スイングプレーンがシンプル
あまり変わったことはしていないので、若干テークバックよりダウンスイングがインサイドからとなる程度でスイングプレーンはほぼ重なっている感じです。
ある意味遠心力や重力といった外力に頼っているので、自動的にそのプレーンになるところも魅力的です。
当然、再現性も高くなります。
②:ヘッドスピードアップ
楽に振っている感じなのですが、ヘッドは走ります。
トップが若干深くなっていることと、インパクト後もクラブの動きを制限しないことが理由だと思います。
何より手首を柔らかく使っている効果です
③:インパクトゾーンが長くなる
グリップエンドを地面方向に押せて、手首の角度が保てれば、タメが生じヘッドの入射角が緩やかになります。
俗に言う「ヘッドが低く長く動く」インパクトです。
しっかり身体の体勢を保持できれば、ダフリもトップも出づらくなります!
ボールに当てにいかないように!
④:ハンドファースト
ヘッドがグリップより遅れて動いてくることにより、結果的にハンドファーストでのインパクトが可能となります。
飛距離アップや、トップなどのミスが減ります。
もっとトップを高くしたいね
⑤:フェース面の管理は不要
TASKさんの言われる「重心キャッチ状態」でいれば、フェース管理の意識は不要になります。
まとめ
今回はシンプルなドライバーショットを可能とする「ベン・ホーガン振り子スイング」をお届けしました。
実際にやってみるとよく分かりますが、クラブをつまみグリップを引くと簡単にクルクル回転します。
また動画にある連続素振りでも、ある程度クラブを回転させその邪魔をしなければボールに驚くほど簡単にインパクトでき真っ直ぐ飛ぶことも分かります。
傾斜・ライや風、ラウンド後半の疲れなど、異なる状況でスイングをし続けるのがゴルフです。
平坦な練習場だけでできる「管理人の掌屈のような型だけのスイング」では、過酷なラウンドでは自信を持って使い続けることはできません。
掌屈に憧れすぎたね
「手首を使うのは悪」、「手打ちは悪」
そう教わってきましたが、クラブの動きを阻害せず物理的に一番動きやすいようにプレイヤーが邪魔しなければ、想像以上にクラブはちゃんと仕事をしてくれます。
まずはスイング中クラブを引き続けることを意識し、練習してみましょう!
ゴルフスイングはシンプルが一番
結局はシンプルなスイングプレーンが最強!
だんだんスイングの理論が分かってくると、正面や後ろからどのように見えるのかが気になってきます。
そこでスマホのカメラで撮影し、見返していたのですがカメラの固定など色々面倒もあります。
そこで秘密兵器を購入しました。
デカくない?
スペースが許せば、大きい方が良い!
以前から使っていた製品は持ち運びに優れる反面、鏡面が小さいため、クリアな映りは望めません。
そのため、飛球方向後方からの姿勢を上手く確認できませんでした。
シャンクは自分のせいだよな
- 大きい(1.65m✕0.6m)のに、軽い(2kg程度)
- 横幅が広い(管理人は60cmの商品を選択)
- 全身が余裕で映せる
- スタンドが付いていて、壁がない場所(飛球方向後方など)でも置ける
高さも重要ですが、ヘッドの位置などを後方から見たいので横幅が大事です。
なるべく大きなサイズを選びましょう。
特に飛球線方向後方からの見え方は、色々気付かされます!