今まで、セッティングやクラブ選びについては色々お届けしてきました。



良いスコアでラウンドするためには、ミスの少ない自分の弱点を助けてくれるクラブを選ぶべきというのが管理人の持論です。

自分で選んでるセットは、どう見てもそうは見えないけどね
そうなんです、私自分のクラブは結構違う基準で選んでしまっています…。
実は…。

クラブで一番大事なのは、カッコ良さだと思う!

今までの記事っていったい…
もちろん、機能や自分に合うかどうかというのが一番大事だという考えは変わりません。
でも、クラブ契約をする訳でも、1打足りないと失業するわけではない我々アマチュアだからこそ
惚れたクラブを使えば、良いじゃない!
という話をしていきたいと思います。
今回は肩の力を抜き、趣味って楽しいなと読んで欲しいです!
MOZウェッジとは?
1.ウェッジ買い替えのきっかけ
そもそものきっかけは、「見た目」に惚れたマッスルバックを衝動買いしたことから始まりました。
衝動買いを正当化した記事はコチラ

このピッチングのロフト角が、「46°」だったので、現在使っている「(45-)50-54-58」のウェッジ3本体制ではなく、「(46-)52-58」の2本体制にできないかと思ったのがきっかけです。
ウェッジの本数に関して記事はコチラ

2.ウェッジの本数を減らしたかった訳
ではなぜウェッジの本数を減らしたかったというと、こんな思考回路です。
190yd前後の5番アイアンの飛距離が、180ydほどになった
4Uの飛距離は210yd前後
打てないくせに、管理人はロングアイアンが大好きです
4鉄については稿を分けますが、

今まで下の番手を充実させようと思っていたのを、初めて変えてみようと思います
3.MOZウェッジ
①:製造
岡山県の「夢工房石原ゴルフ」の石原氏が展開していた「MOZ」というブランドを、剣持ゴルフ製作所が引き継いだそうです。
剣持ゴルフ製作所を率いる釼持教夫氏は、クラブデザイナーとしても活躍していた方で、備前岡山の名刀「長船」の系譜の日本刀職人とのことです。

本当こういうウンチク大好きだよね
純国産の軟鉄(S20C)を使用し、兵庫県にて鍛造、研磨された「メイドインジャパン」です!

カッコいい!
②:管理人購入品
新品はお高く買えなかったので、いつも贔屓にしているサイトで購入しました。


管理人が購入したものは、「ノーメッキ」と言われる仕上げで、打感の柔らかさとスピン量にメリットがあると言われています。(実際には、それほど差はないそうです)
届いた時点で錆錆なのは問題ないのですが、ちょっと色合いが気になりました。
おそらく工房に注文された前の所有者さんのオーダーだと思うのですが、非常に複雑なソール形状で色々打ちやすくなっています。

ガンブルー塗装とは?
新採用したマッスルバックが少し黒っぽい仕上げになっていることから、黒いウェッジに興味を持ち始めました。

またノーメッキのウェッジは、先日ラウンドで利用し帰宅したらすでに「赤サビ」が付着していました。
軟鉄のノーメッキの場合、これはもうどうしようもないそうです。
※MOZウェッジのオンライショップにも、届くまでに錆が付いても仕様だと書かれていました
なのでメッキなど錆びにくい塗装がされるのですが、ちょっと渋さが失われます。
そこで、渋さが保たれるガンブルー塗装をしてみたくなりました。
【ガンブルー塗装】
ガンブルー液と呼ばれる銃の手入れに利用される液を塗ることで、表面を塗装します。
実際は黒く塗るわけではなく、軟鉄の大敵である赤サビが付く前に黒サビを生やしてしまおうという塗装のことです。
ガンブルー液は、亜セレン酸などを成分とした劇薬です。
塗装に使用する際に使用した容器や筆などは、他の用途に使用しないでください。
使用上の注意をよく読み、ご利用ください。
ガンブルー塗装のやり方
出来がイマイチだったので、リベンジしました!


出来はリベンジした方が良かったので、やり方は上の記事を参考にしてください(下は参考までに情報を残します)
こちらのサイトを参考にさせていただき、やってみました。

1.用意したもの

・ボンスター(洗剤の付いていないもの)
・ガンブルー液
・KURE5-56
・除光液
・コットン
・ダスター
・キッチンペーパー
・トレイ
・新聞紙
ガンブルー液以外は、近くのお店で揃えました。
ガンブルー液は、本当であれば「バーチウッド」というメーカーの物が良いそうですが、現在品切れしています。
アマゾンなどで売っている他の製品を購入し利用しましたが、非常に染まりが悪いそうです。
(管理人もそう感じました)
上で挙げた製品は、質が良いそうなのでこちらをオススメします。
2.手順
①汚れ落とし
水洗いし泥や砂を、ブラシなど使い落とします。
また、こびりついた汚れや錆をボンスターなどで削り落とします。
ビフォー



アフター


参考にさせていただいたサイトによると
フェース面:縦方向(スコアラインと直交方向)に磨く
バックフェース面:横方向に磨く
と、良いそうです
②:脱脂する
手の脂など油分を除去する。
ネイルを取る時に使う「除光液」をコットンに染みこませて使用しました。
③:ガンブルー液を塗る
キッチンペーパーを利用し、こすらず塗っていきました。(動画はこすってますが)
塗料と違うので、焦らず厚塗り過ぎず染みこませていきましょう。


段々黒くなっていきます。
しっかりと乾燥させ、次の工程に進みます。
④:水洗いする
食器洗い用中性洗剤で水洗いし、乾燥させます。
⑤:KURE5-56を塗り磨く
乾いたウェッジにKURE5-56を塗り、乾かします。
その後、クロスで磨き上げます。

⑥:完成




思っていた仕上がりと違うし、色むらなどありますが、初回はこんなところで良しとします。


少しMOZウェッジが黒っぽくなり、「黒備え」といった感じのセットになりました。

少しは上手そうに見えるかな

先に腕を磨こうよ
まとめ
今回は、「カッコいいクラブを使おう」をテーマに書いてみました。
そして錆びにくい実益と、カッコ良さを両立させる「ガンブルー塗装」のDIYにも触れてみました。
先日のラウンドでキャディーさんに「奇麗なマッスルバックですね!」と言われ、お世辞でも嬉しくなりました。

趣味は道具にこだわることで、更に深みにはまることができます。
管理人は、今までいつもそうしてきました。
最後の趣味になるかもしれない「愛すべきゴルフ」。
精一杯、趣味の沼にはまろうと思います!
下手の道具調べ
腕の優れない人間に限って、大げさな準備をすることをいう。下手な人は道具を選んだり、事細かく説明したりすることのたとえ。〔類〕道具立てする者は仕事が鈍い/下手の金的/藪医者の薬味箪笥
〔対〕弘法(こうぼう)筆を択(えら)ばず
〔会〕「おい、やっぱりそっちの釣りざおと替えてくれよ」「大丈夫、釣れるから、そのさおで。そういうのを下手の道具調べっていうんだ」

昔にも君みたいな人がいたんだね!