紆余曲折どころか、七転八倒してきた管理人のスイング改造。
生みの苦しみなのかもしれませんが、本当に辛かったです。
ただ長かったスイング改造の末に、やっと行き着いたスイング理論を完成させました。
その名前は「マイスイング」!
え…
腰ヘルニアであり、股関節から肩関節からありとあらゆるところが固い管理人が、無理なく「飛距離」と「方向性」を両立させたスイング。
自信を持って、皆様にお届けします。
皆さまのマイスイング探しの一助になることを願って!
はじめに
まず本題に入る前に、心の師匠である「フレッド・カプルス」の言葉を紹介します。
はっきり言って、僕のスイングはまったくの自己流です。だからプロゴルファーの中でもユニークな方で、およそオーソドックスとは言えないと思います。
「ブンブン丸フレッド・カプルスの冒険的ゴルフ」より
誰に教わったわけじゃなく、自分流のスイングだからこそショットは安定し、どんなときでも自分にとって理想的なスイングができるということだってあるのです。
僕は、これを『マイスイング』と称しています。
カプルスについては、すでに一度熱く語りました。
カプルスは、とにかくプロを真似たり世に溢れるスイング理論に振り回されるのではなく、その人の身体に合った独自のスイング(マイスイング)を構築しなさいと説いています。
まずマイスイングがあり、あるからこそ気楽にマイゴルフができる
私たちアマチュアゴルファーだからこそ、この境地に向かうべきだと思いました。
一部のスポーツ・マスコミは、僕のことをベーブ・ルース以来の「お気楽なスポーツ野郎」だと批判します。
「ブンブン丸フレッド・カプルスの冒険的ゴルフ」より
でも、この評価は、ホントに皮肉ではなく、僕に対する最大の賛辞だと思っています。
何故なら、それこそ僕の目指す『マイスイング』による『マイゴルフ』であり、そういう気分でいられることが僕の企業秘密、つまりスコアメイクの秘訣なのですから……。
一生付いていきます!
まめゴル的「マイスイング」とは?
今まで色々な記事で触れてきましたが、「理想とするスイング」と「自分ができるスイング」の融合こそがマイスイングです。
管理人なりのアプローチをご紹介します。
1.理想とするスイング
・300ydはいかなくても、250-270yd飛ばせる飛距離
・OB数を極力減らす方向性
・ダフリ、トップを減らす安定性
今まで書いてきたことと変わりません。
これこそ、管理人の目指すスイングです。
それぞれの項目のために必要なことを整理してみます。
①:飛距離
ほとんどの練習時間をドライバーに費やすブンブン丸、それが私です。
ボールを遠く飛ばすのって気持ち良いもんね!
飛距離を出すのに必要な要素は、いくつもあります。
ヘッドスピード、ミート率など、またドライバーのロフト角なども重要です。
ただ今回はスイングの話なので、飛距離アップに必要なスイングメソッドとしては
・ヘッドスピードを上げる
・ミート率を上げる
・フェースをスクエアに当てる
・ボールを上げ過ぎない
となります。
②:方向性
飛距離が出ても、コースの範囲に収まらなければ意味がありません。
1ラウンドで数えきれないOBを出すゴルフは、本当に辛いです。
そのためには
・フェースをスクエアに当てる
・絶対にアウトサイドインには振らない(イメージはインサイドストレート)
・マンぶりしなくても飛ぶスイングにする
このあたりが大事になります。
③ダフリ・トップ
なかなかこのミスは減らせませんが、出てしまうとスコアになりません。
難しいライからのショットは別にして、普通の状態からはなるべくミスを減らしたいところです。
管理人的には
・どのクラブでも最下点近くで打つ
・右肩が出たり下がらないようにする
・インパクト前に起き上がらない(伸び上がらない)
こういった点を気を付けると、ミスが減ります。
これらを全部満たすスイングなんてあるのかな?
2.自分ができるスイング
ここの見極めが難しいです。
どうしてもゴルフ雑誌など見て、目新しい理論やプロのスイングの連続写真などを見ると真似してみたくなります。
でもそれってまめゴル的には、大正解だと思っています!
管理人もGGスイングやシャローイングに取り組み、散っていく姿をお見せしてきました。
そのスイング自体ができなくても、そのスイングの要素やエッセンスから学ぶこともあります。
ただ、深追いしてはダメです!
プロのスイングは、圧倒的な練習量とジュニアの頃からの蓄積により作られたものです。
また強靭な肉体と、圧倒的な柔軟性を前提としたものです。
これをお腹ブヨブヨの中年である私が、真似しようと思うことがおこがましいんです。
例えば管理人の場合、深い前傾でアドレスするとほぼインパクト前に起き上がります。
色々工夫し苦しみましたが、どうしても直りません。
できないスイングを「工夫や練習で直したい!」と思ってきましたが、私気付きました。
それではカプルスの言う「マイスイング」にならない
自分の柔軟性やゴルフに向かえる時間を見つめなおし、できるマイスイングを作らないと本番で役に立たない。
特に競技に出るようになり、そう思うようになりました。
できないスイングを身体に無理を強いてやっていると、ラウンド中ずっと「今のは起き上がった」とか「体の開きが早かった」とかスイング反省会になってしまいます。
もっと気楽にできるスイングをして、ショットの合間は次に攻める場所のことを考えたり、仲間と談笑する方が良い気がします。
もちろん、ゴルフは奥の深いスポーツだけれど、だからといってしかめっ面して、思い悩むのはやめた方がいいでしょう。どうも僕が思うに、皆さんはゴルフを難しく考え過ぎています。いや何らかの理由で、そう考えさせられているのです。
「ブンブン丸フレッド・カプルスの冒険的ゴルフ」より
もう少しフレキシブルな姿勢でゴルフというゲームを考えたら、もっと楽しくプレーできると思うのです。なぜなら、この世の中に、唯一絶対のゴルフ理論なんて存在するはずがないでしょう。(中略)常に冒険的意識をもって、ワクワクしながら次のシーンを楽しむという気持ちになればいいのです。
追い求めるべきはスイングではなく、スコア。
良いスコアで回るために、目の前のホールと向き合い挑んでいくことを楽しみたいです。
「マイスイング」理論
今回は文章が多く、読みづらいかもしれません。
やっと本題の理論にやってきました。
ここまでずらずら書いてきたエッセンスをグループ分けすると、「マイスイング」が見えてきます。
・ヘッドスピードを上げる
・ミート率を上げる
・フェースをスクエアに当てる
・ボールを上げ過ぎない
・絶対にアウトサイドインには振らない
・マンぶりしなくても飛ぶスイングにする
・どのクラブでも最下点近くで打つ
・右肩が出たり下がらないようにする
・インパクト前に起き上がらない(伸び上がらない)
1.スタンス
・ボールを上げ過ぎない
・絶対にアウトサイドインには振らない
・どのクラブでも最下点近くで打つ
・右肩が出たり下がらないようにする
・インパクト前に起き上がらない(伸び上がらない)
まずはスタンスに関係する項目です。
やることは4つです。
①:ボールを身体の中心に置く
②:前傾は極力浅くする
③:フックグリップにする
④:クローズドスタンスにする
①:ボールを身体の中心に置く
ボールを中心に置くメリットは、いくつかあります。
私は、ドライバーでもアイアンでもボールにヘッドが当たる時の「ヘッドの位置」を身体の中心にしています。
②:前傾は極力浅くする
上で述べた起き上がりを無くすべく、最初から前傾しません。
もちろん全くしないのは無理なので、ご自身の身体に合わせ前傾してください。
最初から直立するイメージでアドレスすると、起き上がりはほぼ無くなります。
ハンドダウンのグリップでは難しいので、ハンドアップをイメージしてください
③:フックグリップにする
のちに書くシャットフェースとの関係で、左手のグリップはフック(ストロング)にします。
また手首を固めるのではなく自由に、両手共に親指と人差し指には力を入れません。
私は加えて、ここに気を付けています。
・スタンスは狭め(広くしない)
・つま先の向きは左右共に自由、かかとの位置も自由
・ルーティーンで、つま先を上げ一度踵に体重を乗せる(前体重になり過ぎないように)
④:クローズドスタンスにする
管理人のスイングの最たる悪癖は、「アウトサイドイン」です。
逆ループスイングをしていた時代から、ダウンスイングで外から身体に巻き付けるように振ってしまいスライスも引っ掛けも出てしまいます。
これを安定させてインサイドから振るために、シャローイングなどを勉強しましたが上手くいきません。
結果、シンプルにクローズドスタンスにすることにしました。
【クローズドスタンス】
本来揃える両足のつま先の位置を(右打ちの場合)右足を少し後ろに下げます
程度に応じ、さらにつま先を外側(右側)に開いたりして、調整しています
右側の懐が広くなるので、インサイドからクラブを入れやすくなります
2.スイング
・ヘッドスピードを上げる
・ミート率を上げる
・フェースをスクエアに当てる
・絶対にアウトサイドインには振らない
・マンぶりしなくても飛ぶスイングにする
次に、スイングに関する項目です。スイングの部分ごとにざっくり分けます。
【バックスイング】
①:左お尻を上げ、フォワードプレスする
②:右お尻から上げる
③:若干ループをイメージし、シャットフェースで上げる
④:トップはハーフスイングのつもりで
【ダウンスイング】
⑤:左足を踏み込む
⑥:右脇を締めながらダウンスイング
⑦:手首は柔らかく
【フォロー】
⑧:左足に乗る
①:右お尻から上げる
②:右お尻から上げる
管理人はルーティーンとして、上に書いた一度かかとに乗る動きをした後に、お尻をプリプリします。
改造中の動画なので前傾が深いですが、お尻の動きを見てください。
- 左お尻を下げる時にフォワードプレス(グリップを右に押す動き)
- 右お尻を下げる時に、腕を使わず体の回転でクラブを引っ張ってくる
腕だけで上げないよう、お尻始動をイメージしています。
②:若干ループをイメージしシャットフェースで上げる
方向性やミート率を上げるには、「フェースの開閉なるべくしない」というのが管理人の考えです。
ダウンスイングで余計なことを考えたり、する必要がないので、再現性も上がります。
シャットにクラブが上がっていく際、右脇が若干開きますが気にしません。
シャローイング習得のため、管理人も使っている練習器具です
正しい使い方か分かりませんが、管理人はシャットにフェースを上げていくイメージを持つために使っています。
ハンガーの部分を、左前腕の内側に押し付けていく意識でやっています。
GGスイングだけでなく、役立つ動きだと思うのでお試しあれ!
③:トップはハーフスイングのつもりで
オーバースイングをすると飛距離は伸びますが、曲がりやミスが増えます。
しっかりお尻プリプリをし地面反力を使えば、十分飛ぶことが分かりました。
気持ち的にはハーフスイングで振っています。
ダウンスイング・フォロー
もうここは意識するというより、流れる様に振りましょう。
もう準備は出来ているので、左足を踏み込むところから始めれば自然と振れると思います。
・手首は固めず、フリーに(勝手にフリップのようになる)
・インに振ろうとせず、真っすぐか外(身体から遠く側)を目がけて振る
ダウンスイングで何かを意識する必要はありません。
ボールを身体の中心に置いているので、仮想ボールとかは考えずただボールを引っ叩いてます。
すごく、シンプルだね!
練習中の様子
まだまだ自分のものには出来ていませんが、自宅練習で必ずマスターし本物の「マイスイング」にしてみせます!
スカイトラックを設置した自宅練習場
まとめ
今回は、長かったスイング改造の終章として「マイスイング」について書いてみました。
カプルスの言うとおり、この記事で書いた管理人のマイスイングと読者の方のマイスイングは同じではありません。
ただ私と同じように腰痛や身体の柔軟性に悩む方には、少しヒントになるところがあるかもしれません。
またプロのスイングから一部分も違ってはいけない訳ではなく、自分の身体に合わせた振りやすいスイングを作ることが大事だということを知って貰えたら嬉しいです。
私からすると楽に振っているスイングですが、先日の競技で300yd近いドライバーショットを打ち、キャディーさんに「飛距離だけはAクラス(上級者)」といじられました。
また「飛ぶ人は曲がるけど、ほとんど曲がらないね」とも褒められました。
実際はまだまだ練習が足りないスイングですが、もうスイング改造は終わりです。
これからはコースと戦う脳みそやアプローチを鍛え、良いスコアで回ることを目指します!
皆さまが自分だけの「マイスイング」を確立し、マイゴルフを楽しむお手伝いができたら嬉しいです!
スイングを固めるには素振りが一番
寒い時は室内で素振りしましょう!