【食わず嫌いしていませんか?】キャビティアイアンだけでなく、今どきのマッスルバックもセッティング候補に入れてみよう【昔のイメージとは違う】

トシ

ラウンドでトップが出ると、大きくスコアを崩してしまいます(泣)

管理人は、キャビティアイアンである「EPON AF-505」をメインアイアンとして使用しています。
寛容性があるのに、トップブレードが厚過ぎないところが気に入っています。

ただ最近その寛容性が、私を苦しめているのです!

寛容性が高いが故に、私の下手糞なアッパースイングであってもそれなりに飛んでしまうのです。

ドライバーでフェアウェイキープし、セカンドでグリーンを狙う局面。
本来はミスショットであるアイアンでトップをしたのに、そこそこ飛んでしまうとグリーン奥にボールが行ってしまいます。
残るのは受けグリーンの奥から、下りのアプローチをする一番難しい状況。悪ければ飛び過ぎて奥のOB。
これですぐダボを叩いてしまっています。

寛容性はありませんが、ミスをミスとして表現してくれるスパルタなアイアン。
マッスルバックの良さに、今回は迫ります!

アイアン選定のまめゴル的考察はコチラ

この記事で分かること

マッスルバックとキャビティは何が違うの?

まずは管理人の愛器たちを実際に見てみましょう。

左から「AF-505」「P750」「HIMEJI x TSUBAME」

左:EPON AF-505 ポケットキャビティ
飛距離と寛容性が売りの一体成型軟鉄アイアン、ミスに強い頼れるヤツ(S20C)

中:TaylorMade P750 TOUR PROTO IRONS ハーフキャビティ
ツアープロに選ばれたカスタム専用一体成型軟鉄アイアン、操作性と打感を両立(S25C)

右:Orion HIMEJI x TSUBAME IRON マッスルバック(ブレード)
刀のようなザ・マッスルバック、分厚い打感だが低重心の工夫も(S20C)

①:ソール


最も違いを感じるのが、ソールかもしれません。
上の画像のとおり、ソールが非常に薄いのがマッスルバックの特徴です。
逆に言えば、ソールが厚いのがキャビティの特徴とも言えます。

マッスルバックアイアンは、もともとのアイアンと言ってよいと思います。
バックフェース側に厚みを持たせた形が、アイアン誕生時からほとんど形が変わっていません。

その状態を基準として、そこにポケットを作ったり、厚みがある部分を減らしたりして作った「重量」を他の部分に配置することがアイアン設計です

この「作り出した配置できる重量」をソールに配置することで、ダフリに強く低重心(球が上がりやすい)アイアンを設計したのがキャビティです。
実際には異素材を組み合わせたり、素材自体を変えているので更に複雑になります。

②:バックフェース

次に本来一番大きな違いが出る、バックフェースを見てみましょう。

上から「HIMEJI x TSUBAME」「P750」「AF-505」

アイアンの本来の形が一番上で、そこから重量を少し動かしたのが真ん中のハーフキャビティ、更に大きく動かしウェイトも配置したのがキャビティということが分かると思います。

一番差がありそうな、一番上のマッスルバックと一番下のポケットキャビティを較べてみたのが下表です。

7番で比較HIMEJI x TSUBAMEAF-505
ロフト角34°31°
ライ角62°62°
ヘッド重量270g271.5g

「HIMEJI x TSUBAME」と比べかなり大きく見える「AF-505」のヘッド重量が、1.5gしか変わらないことに驚きました。
アイアンの設計思想によって、適正な位置に重量を配分するものの全体のヘッド重量としては変わらないことが分かります。

くわえて形がこれだけ違っても重量がほぼ変わらないのは、管理人の好むアイアンが「軟鉄鍛造」であることも影響していると思います。(3つとも同じ軟鉄鍛造です)

・叩いて作る「鍛造」は、材料として軟鉄が多く使われる
・型に流し込んで作る「鋳造」は、ステンレスやチタンなど固い材料が使われることが多い
・現在一般的なアイアンヘッドは、7番で250から265g程度とのこと
・今は固いステンレスでフレームやカップを作り、重いタングステンや軽いチタンフェースにする設計にしている
・同じ軟鉄でも、炭素含有率の低いS20Cの方がS25Cより打感が柔らかいと言われる(マニア向け)

軟鉄鍛造の良さは、打感やロフト・ライ角調整ができる点ですが今回は取り上げません。

全然、話が進まないもんね

アイアンの構造が非常に分かりやすかったです

③:トップブレード

左から「HIMEJI x TSUBAME」「AF-505」「P750」

ちょっと見える角度がずれてしまうので、実際とは違うかもしれませんがそこまで変わりません。
「HIMEJI x TSUBAME」が少し薄い程度でしょうか。

これも管理人の好みで、あまりトップブレードが厚いアイアンを好まないため似た感じになっていると思います。
厚い方が安心感があるという方もいるので、好みの問題です。

今まで見たソールやバックフェースと同様に、マッスルバックとキャビティは1種類ではありません。
キャビティのようなマッスルバックもありますし、マッスルバックに近いキャビティもあります。

④:フェース

上から「AF-505」「P750」「HIMEJI x TSUBAME」

フェースはほとんど変わらないように見えます。
それよりこの画像で大きく違う部分は、ソール幅と「ネックの長さ」です。
「AF-505」「P750」「HIMEJI x TSUBAME」の順にネックが長くなっています。

ネック長い短い
出球の高さ低い高い
つかまり具合悪い良い
出球タイプフェード系ドロー系
出球のばらつき少ない多い

球を上げたい低重心のキャビティ「AF-505」のネックは短く。
球のばらつきを抑え、あまり捕まえ過ぎたくない「HIMEJI x TSUBAME」のネックは長いです。

ここまで見て、はっきり分かったことがあります。

トシ

アイアンのタイプは、やりたいことに合わせるべき!

自分のやりたいことに合ったアイアンを選ぼう

1.マッスルバックを選ぶ理由

管理人のマッスルバックについてのイメージは、こんな感じです。

【マッスルバックの印象】
・バックフェースがすっきりしていて、カッコイイ
・見た目に難しそうな印象がある

【マッスルバックの特徴】
・寛容性が低い
飛ばない
・スイートスポットが狭い
・ミスヒットすると飛ばない or 変なところに当たっても飛び過ぎない
・球が上がりづらい
・打感が良い
・強い球が飛ぶ
・球を曲げやすい
バックスピン量が多い
ラフからの抜けが良い

今までは「難しそう」「飛ばない」「ペチンと音がして右に飛びそう」という恐怖心から、マッスルバックを避けてきました。

でも管理人の求めること(今のアイアンの嫌なこと)が変化してきて、マッスルバックを自然と求めていくことになりました。

【今のアイアンへの不満】
・飛びすぎる
・縦の距離が合わないことがある
・セカンドやサードショットでトップした時の奥のOB
・固く速いグリーンで、ボールを止められない
・ラフで食われ抜けないことがある

管理人の不満の多くが、 【マッスルバックの特徴】太字部分で多く解消されることが分かります。

上手くなったらマッスルバックを選んでよいと思っていましたが、誤りでした。
自分のスイングや、ゴルフの弱点をカバーしてくれるギアを選ぶのが大前提です。

トシ

今の私には、マッスルバックが必要なんだ!

これまで食わず嫌いしてしまった自分をぶん殴ってやりたいです。
管理人のように特別なクラブだと思わないことが大切です。
「自分のやりたいこと」「現状への不満点」を冷静に判断した結果、マッスルバックがベストチョイスになる可能性を排除しないで欲しいです。

2.キャビティを選ぶ理由

マッスルバックを選ばない方は、キャビティを選べば良いと思いますが話はそう簡単ではありません
同じようにキャビティアイアンについての管理人のイメージです。

【キャビティの印象】
・最先端の技術が詰め込まれており、楽に飛びそう
・構えた時に、真っすぐな球を打てそうな気がする
・安心感がある

【キャビティの特徴】
・寛容性が高い
・飛ぶ
・スイートスポットが広い
・ミスヒットしても飛ぶ or 変なところに当たっても飛んでしまう
・球が楽に上がる
・球を曲げづらい
・打感が良いモデルも多い
・バックスピン量がマッスルバックと較べると少ない
・ベアグランドなど悪いライからでも、ソールがすべりボールを拾ってくれる

「初心者だからキャビティ」ではなく、明確にアイアンに求めるものが分かっている人こそキャビティを使うべきだと思います。

【アイアンに求めるもの】
・飛距離
・飛距離とボールの高さを両方欲しい
・ドライバーの飛距離との間をアイアンで埋めたい
・競技などプレッシャーが掛かる局面でのミスを減らしたい
・ベアグランドや薄いラフでのミスショットを減らしたい
・左右のミスを減らしたい

私が「AF-505」を選んだ時の理由は、ミッドアマに出場された方と食事をしていた時に言われた言葉でした。

難しいクラブを使っている人は少ない
キャビティが大半だよ

プロじゃないんだから、ミスしない方が大事

トシ

男子プロはマッスルバックが多いから、意外です!
(私レベルがツアータイプやマッスルバックなんて持つべきじゃないんだ…)

影響されやすい私は、翌日に買いに行った記憶があります。(笑)

また先日所属クラブの最上位に位置するシングルの方たちとラウンドする機会がありましたが、皆さんキャビティでした。

だからといって、アマチュアはキャビティにすべきという話ではありません。
また上手くなったら、キャビティではなくマッスルバックにすべきという話でもありません。

私は「上手い人=マッスルバック」「自信のない人=キャビティ」と勘違いしていました。
正しくは、「男子プロ=マッスルバック」「アマチュア=自分にあったアイアンを選ぶべき」でした。

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女子プロはキャビティの採用率が高いと聞きます。
仮に男子プロのようなコースセッティング(グリーンが非常に速い、ラフがもっと深い)になったら、女子でもマッスルバックが増えると言っている方もいました。

つまり我々が通常回るコースで、マッスルバックでなければダメなところはありません。
選ぶべきアイアンの答えは、相手(コース)ではなく、「自分の中にあり」です!

3.実際どう選ぶ?

今までの話が台無しになりますが、管理人の結論はこうです。

トシ

マッスルとかキャビティとか分けない方が良い!

色々なアイアンを見ていく中で思ったことは、「これってマッスルバック?」というアイアンがあることです。
明らかに打点位置の厚みを減らして、周囲に配置しているマッスルバックがあります。

これをただマッスルバックと思って、王道のメリット・デメリットを考えると誤りが起きる可能性があります。

またキャビティであっても、マッスルバックと変わらないロフト、ソール幅、重心位置のモデルもあります。
当然飛距離も本来のキャビティのように飛びません。

こちらもキャビティだからと捉えてしまっては、自分のしたいことを叶えられません。

他にもプロ向きにもアマチュア向きにも作れる中空アイアンなど、そのタイプの垣根は非常にあいまいです。

ざっくりとした前提情報としての分類は理解しておき、やはり実際に打ってみましょう。

「思ったよりマッスルバックでも打てる」とか、「マッスルバックの見た目なのに、中空で優しい」とか、食わず嫌いせず幅広く選定することでピッタリのアイアンを探すことができると思います!

管理人オススメ中空アイアン

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管理人は実際にマッスルバックを打てるのか?

1.打ってみた様子

読者の皆様より、私の方が数倍心配だったので実際に打ってきました。

ちょっと力が入ってしまっていますが、コースでも問題なく球も上がり使うことができました。
ラフに埋まった状態からの池越えショットなど、プレッシャーがかかる局面でもしっかり打つことができ信頼度抜群です。

2.マッスルバックを使うにあたり気を付けるべきこと

ここまで大絶賛のマッスルバックですが、まったく気を付けることがなくオートマチックに打てるアイアンではありません。
管理人が気付いた点を述べたいと思います。

管理人の選んだアイアンは、ブレードアイアンと呼ばれることもある最もクラシカルなマッスルバックです。
重量配分がされた今どきのマッスルバックは、もっと寛容性は高いので心配し過ぎないでください!

①:トップすると飛ばない

管理人がマッスルバックを選んだ一番のメリットですが、当然デメリットでもあります。
払い打ちしやすい管理人のスイングに合わないとも言えます。

②:スイートスポットが狭い

シャンク病の管理人は、自然とトゥ側にボールをセットする逃げた気持ちがあります。
これをガツンと怒られた感じがしました。
芯を大きく外した位置で打つと、まったく飛びません。

3.ではどう振るか

皆さんには当たり前かもしれませんが、管理人としては意識改革が必要でした。
ただキャビティを打つとしても、アイアンスイングの基本ですので学んで損はないです。

1.ハンドファーストにしっかり構える
2.手首の角度を変えずに、インパクトするよう心掛ける
3.ボディーターンでダウンブローに振る

はい、当たり前ですね。
逆に言えばこれさえ今できていれば、まったく問題なくマッスルバックを選ぶことができます。

4.セッティングは?

マッスルバックは飛ばすアイアンではありません。
上で「ボディーターンでダウンブローに振る」と書いた通り、手打ちで打つべきではないと思います。

そのためセッティングでは、下の項目を気を付けると良いと思いました。

・シャフトは今利用しているものより若干重めが良い
・フレックスも少し固めが良い
※管理人はKBSの130X(通常はDG S400)と、少し振動数が高いものにしました
・1番手分くらい飛ばなくなるので、5番まで入れている人は4番も選択肢に入れても良い
・飛距離の問題もあり、例えばピッチングとウェッジとの繋がりに注意

希少生物のようなアイアンなのでニーズはないと思いますが、
一応貼っておきます

トシ

打感も美しさも所有欲も最高です!
マニアックですが、オススメします

メーカーHP

まとめ

今回は、「トップで悩む管理人が選ぶマッスルバック」をテーマに書いてみました。
なんでも食わず嫌いは良くないですが、マッスルバックも同じでした。

実際はものすごく心配だった「本当に打てるのか」「コースで使えるのか」も先日試すことができ、まったく問題ありませんでした。

高さも距離もバッチリだったね!

特にヘッドスピードが速い方には、ぜひマッスルバックを試して欲しいと思います。
嫌な吹きあがりは起きずに、出したい高さで打つことができます。
その際は文中にもあるとおり、しっかり目のシャフトを選ばれるとベストです。

選ばずとも、マッスルバックを試打するだけでゴルフが広がる感じがします。
管理人と同じように食わず嫌いの方、騙されたと思って手に取ってみてください。

【追記】
友人たちにも厚く語っていたところ、賛同者が増えました。

画像を見る限り、4,5,6番はキャビティ、7番から下の番手はマッスルバックという「コンボ」というセッティングです。
一般的に難しいロングアイアンには寛容性、スピンをしっかりかけたいミドルアイアンから下はマッスルバックといいとこどりです。

トシ

良いアイアンを選んだな!

4番はP750をセッティング

管理人も4番アイアンは、ハーフキャビティである「P750」から入れることにしました。
単純に予算が枯渇したということでもありますが、ラウンドで良い働きをしてくれたのでこのまま試してみようと思います。

皆さんも考えに考えた自分なりのセッティング、楽しんでください!

管理人憧れのマッスルバック
いつか使ってみたい


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