今回からラウンド録を分け、気になったゴルフ場のご紹介と自分のラウンドを振り返る為の「ラウンド録」と競技ゴルフを記録する「競技ゴルフ」にしていきます。
なんでこんなことになったかと言うと、ついに管理人が競技ゴルフデビューしたからです。
初めての競技ゴルフ、この年で泣きそうになりながら1日過ごしてきました。
その様子を反省も含め、振り返ります。
競技ゴルフへの向き合い方
まず当ブログにもありますとおり、管理人は独学でシングルを目指すという大それた夢を持っています。
シングルとはなんぞやということになると、ゴルフ場公認のハンディキャップが9以下のゴルファーのことを指します。
今は楽天などでのハンディキャップもあるので一概には言えませんが、基本的にはどこかのゴルフクラブに所属し協議に参加したりスコアを提出することでハンディキャップを取得します。
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管理人も会員になった数年前から少しでも良いスコアが取れるとラウンド後に、スコアカードを提出(同伴者のチェックを受けポストに入れる)していて頂いたハンディキャップがコチラです。
管理人は全然自分のゴルフ場とは思えない、実力通りの「36」というハンデを持っています。
これ以上ない下手っぴの証明書だね
ご存じない方に念の為申しますと、通常ゴルフのハンディキャップは「36」が上限なので、いくら打ってもこれ以上のハンディキャップにはなりません。(世界統一ハンディキャップシステムの上限は54)
このハンディキャップを「36」から「9」に減らすべく、自分のゴルフに自信が持てたら協議に参加しようと思っていました。
ぼんやりと協議に参加しようと思い始めた理由は、スコアカードを提出しているだけでは「9」にはならないと聞いたためです。
後に出てきますが、「OK」や打ちづらい所からボールを動かすローカルルールの中でやるスコアとノータッチのスコアでは、難易度が異なるので当然だと思います。
ただ、まだまだそんな緊張感のあるラウンドはとても無理なので、管理人は敬遠していました。
そんな時事件が起きたのです。
もともと会員になったら予約をしていなくても、朝ブラっと来ればメンバー同士で基本的に組み合わせスタートできると聞いていました。
人見知りな管理人は一度も利用することなく今まで来ましたが、そろそろクラブライフを楽しんだり協議に出る準備をしないといけないと奮起しました。
【当クラブの一人ブラっとラウンドの方法】
・一人で予約せずに受付する
・ゴルフ場側で勝手に組み合わせをし、スタート連絡のアナウンスがされる
・スタートホールで同伴者にご挨拶し、ラウンド開始
すばらしいシステムだね
受付時に、キャディーマスターに組み合わせのお願いに行った方が良いのか確認したところ、不要とのことでした。
練習をしているとスタート時間が放送で案内され、スタートホールで同伴する方たちに挨拶をしました。
さて始まるぞという段階で、キャディーさんから見慣れない紙を渡されました。
「文化の日杯」という見慣れない文字と、同伴者の名前が印刷されている紙です。(上の物は予約していない私分のものなので手書きでした)
今までオープンコンペの集計係はやったことがありましたが、正式な競技用の用紙を見たのは初めてでした。
これは、まさか…
知らずに協議に参加してしまったことに気付き、辞退すべきか迷いましたが「ここまできて逃げるのも良くない」と思い参加する覚悟をしました。
用紙の使い方が分からず同伴者に教えて貰ったところ、「初めての競技なの?」とビックリされました。
とても優しい同伴者の方々だったので、緊張しながらも何とかラウンドを終えることができました。
ちなみに上の細い用紙が、名前の書かれた用紙の上にくっついています。
上を折り返し、細い紙に自分のスコアを、下の名前が書いていある用紙に自分の担当する同伴者のスコアを記載していきます。
最後に自分の担当する方に用紙を渡し、スコアの確認を行いマーカー確認署名をします。
また自分の分は別の方がマーカーをしてくれているので、上の半券とマーカーから渡された用紙のスコアに間違いがないか確認した上で競技者確認署名をし、スコアカードを提出します。
一人ゴルフデビューするはずが、競技デビューしてしまいました
ゴルフ場紹介
一度もラウンド録では、紹介していなかったので「狭山ゴルフ・クラブ」のご紹介です。
松山選手が優勝した日本オープンが行われたこともある、関東屈指の難コースだと思います。
管理人は初めてここを訪れ、あまりの綺麗さと管理の良さに惚れ込み、分不相応ですが会員になることを決めました。
概要
前置きが長いですが、もう少しお付き合いください。
キャディ付き、歩きのラウンドが基本となるゴルフ場です。
内容 | メモ | |
---|---|---|
レギュラー総距離 | 6,453yd(西・東) | 27ホール(9,687yd) |
コースレート | 72.4 | 出典:GDO |
設計 | 小寺酉二 | 東京五日市カントリー倶楽部、相模原ゴルフクラブ、軽井沢ゴルフ倶楽部など設計 |
広さ | 普通 | ・ OBは少なく、フェアウェイは広い ・ 松の枝やフェアウェイバンカーが効いている ・ アップダウンのない林間コース ・ 特設ティーは、ない ・ 視覚的な距離が長い |
難易度 | 難しい | ・ 林は深く、入れると簡単に出せない ・ 打ち下ろし等ないので、実距離が長い ・ 多いフェアウェイバンカー、深いガードバンカーが手強い ・ 砲台グリーンで速いため、アプローチの技術が求められる ・ グリーンは傾斜のみだが、奥からのパットは厳しい |
練習場 | ドライバー可打ちっぱなし アプローチ バンカー パター | ・ 開放的なドライビングレンジ ・ アプローチ、バンカー練習場も充実 ・ アプローチ練習場のグリーンが本グリーンと同レベルに速い |
管理状態 | ティーグラウンド:5 フェアウェイ:4 ラフ:4 バンカー:5 グリーン:5 | ・ 全体的に良好 ・ フェアウェイ、ラフとも管理は良好 ・ グリーンも良好で速い(真夏でも速い) ・ グリーンの目はほぼない(池近くは別) ・ 管理は最高レベル |
食事 | なんでも美味しい | ・ 値段はリーズナブルな方 ・ おつまみの数が少ない |
コストパフォーマンス | 普通 | ・ 平日食事込みで、総額約29,000円(1ドリンク) ・ 若干高いが場所、管理を考えるとやむなし |
最寄りのインターチェンジ(入間)から8分。西武池袋線入間市駅からもクラブバスで20分と便の良い場所にあります。
このゴルフ場では、ドライバーの正確性とセカンドの正確性、アプローチの技術と全般的に高い技術が求められます。
またファストプレーが求められるので、歩きのテンポ良いラウンドを楽しみましょう。
ラウンド概要
【思ったこと】
・ 緊張するとスイングテンポが速くなるので注意(ドライバー、アイアンも)
・ 普段のラウンドでもOKを受けないようになるべくして、カップイン前にボールを触るようなミスはしない
・ 救済を受ける位置は、ホールに近付かないニアレストポイントから1クラブレングス以内(ニアレストポイントから打つ訳ではない)であれば、自分にとって有利な場所を選択すべき
・ 自分がマーカーをする人と、マーカーして貰う人は別の人
マークをしないでOKだと思いボールを拾い上げる
【1打罰】
・ストロークプレーにOK(コンシード)はない。マッチプレーにはあり
・元の位置にリプレースする
・そのままホールアウトしたら競技失格
サブグリーンに乗った時の救済として、救済の手順
1.ニアレストポイントを決める(ティーでマーク)
2.ドライバーの長さで1クラブレングスを把握(救済エリア)
3.救済エリアの中でドロップ
4.ドロップしたボールが救済エリアの中に収まっているか確認
※出てしまったら、再ドロップ
※もう一度ドロップしても止まらなければ、落ちた場所にプレース(置く)
【スイングなど】
・ ドライバーのみ直立スイングにし低いボールを意識
・ ラフは少しでも深いと思ったら、ユーティリティは持たない(継続)
ラウンドでの気付き
①:前半【西】
1番
・ 無理せずバンカー右へ(ラフ)
・ ここも無理に乗せにいかず7Iで花道方向へ(ラフ)
・ 35ydを58で寄せ、5歩ワンパット◎
2番
・ 198ydを4Uで軽く打ち花道へ
・ アプローチからパットを2打失敗し、焦ってふちで止まったボールを拾い上げてしまった(1打罰)
・ マーカーの方が後でキャディーマスターに罰打の確認に行ってくれた(自分で確認しに行くべきだった)
3番
・ 1打目右にミス、5番で低く出したのは〇
・ 227ydを5Iで刻んだのに、バンカーに入れてしまった(刻むならハザード手前に刻むこと)
・ 60ydの距離のあるバンカーを55度で狙うも出ただけ、そこから目の前のバンカーにダフって再度入れてしまう
4番
・ 左OBの狭いホール、右は林とバンカーでトラブルになるので、次はユーティリティか5Wでティーショット
・ 林から出した後120ydをクラブを変えずトップし、グリーンオーバー
・ 30ydのアプローチをチャックリ
5番
・ 左サイドのフェアウェイバンカーは入れていけないので右へ(林)
・ 木の間が珍しく開いていたので、5Iで脱出成功
・ 54ydを58で寄せ、5歩のパットは外すもボギー(ハンディキャップ1なので良しとする)
6番
・ クリークが続く側のAグリーン、プレッシャーに負けトップし池へ
・ 100ydのアプローチが若干シャンクしサブグリーン右のバンカーへ
・ 60ydある遠いバンカーだったがあごが近かったので、58度でアウト(サブグリーン上に)
・ ニアレストポイントにドロップしていたので、もっと有利な位置へのドロップを考えるべきだった
8番
・ バンカーに囲まれた名物ホール、右に外すと松もあり厳しいのに右の林に入れてしまった
・ 5Iでのアウトも中途半端で、手前のラフ
・ 175ydラフから5Iで完璧に打てたが、フライヤー気味でグリーンオーバー
・ 上り8歩を打ち過ぎ下り4歩のライン、外して3パット
9番
・ またドライバーのティーショットを右に曲げてしまい、5Iで林から出す
・ フェアウェイからのショットなのに、5Iでトップし当たらず
・ 230ydフェアウェイからの4Uショットは、サブグリーンON
・ 55ydからチャックリ、ダフリでカップインまで5打
ドライバーのティーショットがスライスばかりだったのでフェアウェイウッドやユーティリティに変えるべきだった。
ボールとの距離を変えている途中であるが、トップが多かった。(逆にシャンクはハーフっぽいのが1発のみ)
グリーンが速くアプローチにプレッシャーがあったこともあり、チャックリミスが出た。
18パット。3パット2回。
前半57点。
②:後半【東】
1番
・ 左ラフからの7Iショットでシャンク
・ サード230ydを4Uで打ちで寄せるもアプローチが遠く、3パット
・ ダボではなく、ボギーまでにしたい
2番
・ 唯一のドライバーのティーショットでフェアウェイキープ
・ 107ydセカンドをしっかり乗せ、2パットパー
3番
・ 奥手前が池、左がクリークの141ydショートで、8Iトップグリーンオーバーラフ
・ 35yd奥からのアプローチが大き過ぎ、グリーン手前のカラーまで
・ 実質3パットでダボ
4番
・ 右に大きな池があるミドル。安全に左フェアウェイに4Uで打つも、ストレートから少し右にこぼれ池へ
・ 池脇から108ydを上手くカラーに乗せるも、そこから実質4パットでトリ
5番
・ ティーショットを右に曲げ林から上手く5Iで出すも、58ydのアプローチでシャンク
・ 3パットでトリ
6番
・ ドライバーのティーショットでボールの頭を叩き、チョロ
・ ラフから3Wで取り返しにいき、右林(いつもの悪癖)
・ 林から5Iで上手く出すも、130ydをPでシャンク
・ 75ydのアプローチは58で上げるしか考えられず、枝に当たりもう1回ダブルパー
7番
・ バンカーの高いショート。トップし当たらず。
・ 後半はトップ、シャンクが増えているのでボールとの距離、下半身の安定、ハンドファーストを意識
8番
・ ドライバーのティーショットでもシャンクの様な位置にボールが当たった
・ フェアウェイに出すも、スプーンのショットがトップし深いフェアウェイバンカーに
・ ダフリも出てトリ
9番
・ ドライバーのティーショットで右林、5Iで出し過ぎ逆の林へ
・ インテンショナルフックの5Iショットで、花道へ
・ アプローチを寄せきれずダボ
後半は22パット、56点の113点。
疲れか起き上がりか、トップやシャンクが増えてスコアにならなかった。
アイアンのトップ&シャンク、フェアウェイウッド&ユーティリティのトップは改善できていない。
もっとティーショットからリスクをコントロールしなければ
③:振り返っての反省
【反省点】
・ 狭いと思ったらティーショットはフェアウェイウッド、ユーティリティを積極的に使用する
・ ミスが起きた時に取り返す意識が強すぎる、すぐにボギー狙いに切り替えること
・ ラウンド後半は下半身も上半身も崩れると理解し、ハーフショットを徹底すること
【シャンク対応】
・ アイアンアイアンはシャンクを怖がり過ぎ、ボールを離しすぎていると感じた。(継続)
・ アイアンはティーアップの時は距離を遠くし、グリーンを狙う際はもう少し近くする。(継続)
・ ヒンジコックでハンドファーストになるよう、スイングを固める
・ オープンスタンスでのショット練習をする
ラウンド分析
さいごに
まとめてみると想像以上に酷い内容でした。
自分のゴルフができる状態ではなかったと思いますが、やはりトップとシャンクがゴルフを壊している。
シャンクを恐れ、トゥ側にボールをセットすると引っ掛けたようなショットが出る。
競技では自分の持っているもの、その時の状況でやれることで戦うこと。
バーディーを取ろうと、ミスを取り返そうとできないことをやろうとしていては、いつまでも上手くならないと分かった。
自信を持ってスイングできるようになるまで、スイングを変えず練習する。
気を付けるべきスイングポイント
・ アイアンはヒンジ&ホールド、ドライバーは直立スイングと使い分ける
・ ヒップターンを意識し起き上がりを抑え、すべての番手でハーフショットにする
・ ボールとの距離を「番手に応じて」離す
・ シャンクを恐れてトゥにボールセットすることを止める
・ アドレスしたら、息を吐きながら2㎝沈む(伸びあがりを抑えるため)
・ つま先下がりでしっかり土台に座ること
私自身の競技ゴルフデビューのことばかりになってしまいましたが、実際のラウンド中はAクラスというクラブで一番上手いシングルの方たちとのラウンドだったので、緊張の極致でした。
また優勝を狙える方たちのラウンド進行やテンポにご迷惑をかけているのは明らかだったので、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
今度こそこんな情けないゴルフをしないように準備したい!
また予期しない形での競技デビューとなってしまいましたが、同伴頂いたのは本当に心の広い優しい人格者のメンバーさん達で、色々なことを学ばせてもらえたと思います。
結果的にスコアは情けないですが、最高の競技デビューをさせてもらえました!
すごく悔しいので、次回参加した時はきっちり100切りしたいです!