管理人が今まで何度も繰り返し見ている動画があります。
それが「TOSHI HIRATA」さんのレッスン動画で、そこではじめて「カーリング」という言葉を知りました。
「カーリング」とは、同氏の造語です。
意味的には、ねじ曲げるとか丸くするという意味でしょうか。
私は同じものが、「バウドリスト」だと思っています。
この記事でも「バウドリスト」をどの段階で、どのように作るかについて、述べました。
ただなかなか上手く定着させられず、困っていました。
そんな時、あの繰り返し見た動画を思い出したのです。
そんな「カーリング」のやり方を、お伝えします。
カーリングとは?
まず動画は、こちらのページにあります。
なかなか長い動画ではありますが、文章も含め非常にためになる内容だと思います。
ぜひご覧ください!
まずはこちらを見てみましょう!
トップでカーリングが完成している様に見えます
ベン・ホーガンは、「前腕筋と左手首による内転」と表現しているインパクトの形のことです。
これができていないインパクトは、「アーリーリリース」と呼ばれるものになります。
ボールを上げるためなど(フリップなど)わざとやっているのは良いですが、基本はインパクトまでにこの形を作りハンドファーストのインパクトを目指しましょう!
カーリングのやり方
順番が前後するように思われるかもしれませんが、便宜上完成タイミングからご説明します。
1.いつカーリングを完成させるか?
- トップ時
- トップ後のダウンへの切り返し時
- ダウンスイング途中(インパクト前)
- アドレスしたフォワードプレス時
これが君の言ってる第4のタイミングなんだね
結局インパクトする時に、カーリングの形となっていれば良いのです。
ただ管理人のような不器用な人間は、なかなか上手いことタイミングが図れません。
なのでフォワードプレス時にインパクトの形を作り、そのままバックスイングに入れば良いと思い付きました。
私でもできるので、オススメです!
2.カーリングの役割
ここから少し話がややこしくなります。
カーリングを完成させるタイミング、管理人推奨は「フォワードプレス時」です。
ただそのままの手首の形で「トップ」が作られますので、トップでは「トップでカーリングを完成させる場合」と形は同じになります。
まあ、そうだろうな
カーリングには、正しいインパクトの形とすること以外にもう一つ大事な役割があります。
正しい位置のトップを作ること
先に挙げた動画は、これを学ぶためのドリルなのです。
ちょっと長い動画なので、端折って私がやってみました。
補足説明をします。
少し力を入れると、ヘッドが縦に上がると思います
10㎝ほど(動画では10度)ヘッドを上げましょう
※私はコッキングと呼びます
左手でコッキングしたまま、右手でヒンジング(右手首を甲側に折る)し、胸とシャフトが平行になるくらいまで動かす
この状態の手首の形でカーリングは完成しています!
このままインパクトまで手首は動かしません
完成している手首の形のまま、腕と胸の運動量を同じくトップを作ります
左腕を伸ばすイメージで管理人はやっています
カーリングを完成させるためにしたコッキングとヒンジングで、寝すぎず立ち過ぎない位置にトップが決まります!
身体に手首の形、トップの位置を教え込みます
ボールは打たず、型を覚えましょう!
これで予備練習は終わりです!
3.まめゴル的カーリング完成
いよいよ完成形です。
上で下手くそな素振りをしていたものでお分かりかもしれませんが、補足します。
普通にスタンスします
フォワードプレスする時に、上で覚えた手首の形を作ります
上で覚えた位置に手首を変えず、身体を回しトップを作ります
腕ではなく、身体を回しインパクトに向かいます
手首の形を変えず、インパクトします
※手首は勝手にリリース(コックとヒンジが解ける)されるので、手首は脱力しつつも角度をキープするイメージを持ち続けましょう
それだけ?
言葉で書くと胡散臭いですが、上の予備練習を繰り返すと手首の形もトップの位置も固まってきます。
あとは身体が覚えた通りに、トレースするだけです。
TOSHIさんが言われるとおり、非常に優秀なドリルだと思います
大事なことは当たり前ではありますが、腕だけで振らないことです
インパクトの形はできていても、腰を使って身体で打たないとハンドファーストのインパクトになりません
逆に手首が固まっている状態でハンドファーストでインパクトできない場合は、手打ちになっていることを疑いましょう!
シャローイング習得のため、管理人も使っている練習器具です
正しい使い方か分かりませんが、管理人はシャットにフェースを上げていくイメージを持つために使っています。
ハンガーの部分を、左前腕の内側に押し付けていく意識でやっています。
GGスイングだけでなく、役立つ動きだと思うのでお試しあれ!
以前ご紹介したこの商品を使うとカーリングの形がよく分かります
右手首でヒンジングした瞬間に、写真の左前腕内側にハンガーが当たります
当たったままスイングすれば、ハンドファーストのインパクトが自然にできますよ!
まめゴル的カーリングの効果
効果は以前ご紹介した記事にも書いたので、簡単に触れます。
- ①:ハンドファーストのインパクトになり、球を押せる(強い球が出る)
- ②:リストターンがほぼ無くなるので、再現性が高い(方向性が良くなる)
- ③:左手が手首側に折れていれば、シャフトクロスが起きづらい
- ④:リストをしっかりインパクトの形でロックするので、アーリーリリースが減る(飛距離アップ)
- ⑤:アッパースイングのイメージが減り、身体の伸び上がりが抑えられる
- ⑥:最初は手首を痛めやすい
- ⑦:ものすごく違和感がある(アーリーリリースだった人は特に)
- ⑧:アイアンのバックスピン量が増える(良い点もあり)
ヘッドスピードが違うので、距離は参考まで。
(左)アーリーリリース側:打ち出し角が28度で、バックスピン量5,385
(右)カーリング側:打ち出し角が21度で、バックスピン量8,467
天井高のない部屋内でのデータなのでフォローが小さくなっており、実際はもう少し打ち出し角が高くなると思いますが、大きな違いが分かります。
カーリングによりハンドファースト、ダウンブローで打てている結果だと思います
まとめ
今回は、管理人が意識している「カーリング」についてお届けしました。
氷の上のやつじゃなかったんだね
通常のスタンス・グリップから、トップでの切り返しで背中側にシャフトが倒れる、いわゆる「シャローイング」に憧れる管理人です。
今回のカーリングは動きは異なるものの、最も大事なハンドファーストのインパクトという点では共通点があります。
ヘッドが高い位置から落ちるエネルギーを使うシャローイングにはメリットもありますが、再現性という意味ではアマチュアには厳しい部分もあると思っています。
完全に負け惜しみだな
再現性が高く、ハンドファーストのインパクトが自動的に完成している言える「カーリング」。
ぜひ皆さんもTOSHI HIRATAさんの動画を見て、試してみて欲しいです!
一緒に分厚いインパクトしましょう!
ゴルファー必携のハンガー