最近チャレンジしているサイドサドルパッティング、一進一退といった感じです。
そんな中購入した「アームロック用パター」ですが、非常に優れた点もあるものの大きな問題がありました。
全長が長過ぎて、ルールに抵触してしまう
選べる40、41インチのうち短い40インチを頼んだのですが「構えた時にグリップエンドが肘の上に付いて」しまいます。
ストロークを行う場合、プレーヤーはクラブを次のいずれかによりアンカリング(固定)してはならない:
- 体のどこかにクラブやクラブを握っている手を固定させることにより行う直接的にアンカリングすること(ただし、プレーヤーがクラブやクラブを握っている手をどちらかの手や前腕に固定させることは認められる)。
- 「アンカーポイント」を使用した関節的なアンカリング。クラブを握っている手を安定点(ここを安定点としてもう一方の手でクラブをスイングできる点)として使用するために前腕を自分の体のどこかに固定させることにより行う。
プレーヤーのクラブ、握っている手や前腕をストローク中に体に固定させているのではなく、単にプレーヤーの体や衣服に触れている場合、この規則の違反とはならない。
この規則に関して、前腕とは肘関節より下の腕の部分であり、手首を含む。
つまり、前腕にグリップを当てることは認められていますが、上腕(肘より上)に当てることは違反となります。
競技でやらなくて良かったね
これでは問題なので、シャフトをカットし短くしたいと思います。
問題が山積
通常はグリップをカッターで切り、新しいグリップに交換するのですが長芋グリップは超高価。
貧乏性の私には、買ったばかりのこのグリップを裂くことはできません。
1.巨大グリップを傷付けず抜けるのか?
今までは毎回グリップを裂いていて、無傷のまま抜いたことのない管理人。
いきなり長芋のようなグリップを抜くことはできるのでしょうか。
…抜けませんでした(泣)
ネットで調べたとおり、以下のとおりやってみましたがビクともせず。
- グリップエンドの穴からグリップ交換溶液を拭き入れる
- 穴にティーを差し、しばらく置く
- グリップのエンド側から少しずつ揉み込み、少しずつ接着剤をはがしていく
何度も注入し、部屋内で交換溶液をぶちまける惨事を味わいましたが、取れませんでした。
2.別の作戦を考える
ここまできたら引き下がれません。
管理人もいくつか作戦を考えました。
- より強力な液を使う
- 注射針で少しずつグリップの裏に注入する
それぞれ見ていきます。
①:より強力な液を使う
結局は両面テープの粘着力を無くしてしまうほどの、強力洗浄液を使うのが一番です。
ただグリップを再利用するので、「プラスチックに悪影響を与えるもの」は使いたくないです。
そこで選んだのは、コチラ。
「プラスチックセーフ」がポイントです!
これで試してみます。
洗浄液の強さと、一緒にスプレーされる気体の圧力で剥がしていく方法なのである程度容量があるものを選びましょう。
②:注射針で少しずつグリップの裏に注入する
グリップに針を差し、グリップの裏側に直接洗浄液を流し込んでいきます。
これなら必ずグリップの裏側に溶液が到達する一方、針がグリップを貫いてしまう点とシャフトを少し傷付けてしまう点が気になります。
そして何より、注射器を買っている行為そのものが家人から疑いの目を向けられます。
ただ時間と傷の問題はありますが、必ず抜ける方法でもあります。
私が購入したものを並べておきます。
順序としては、①でも取れなければ②となります。
まずは下記手順で、①にチャレンジしましょう!
強力パーツクリーナーで抜く
いよいよビクともしなかった山芋に再挑戦です。
テープは何でも良いですが、拭き入れた気体の圧も使い剥がしていくので、気体が抜けないことが重要です。
グリップエンドの穴から拭き入れている最中の抜けを、このテープで太くなった位置で止めます。
ある程度入れたら、ロングティーを使いグリップエンドの穴を蓋します。
ストローが入っていかなければ、両面テープがあるのでティーなどで先に穴を開けてしまおう
この時少しグリップエンド側を揉んだり、回したりします。
そしてヘッド側を上にして置くことで、だんだん気体と洗浄液がヘッド側に動いていきます。
これで更に、洗浄液が上に向かいます。
必要に応じ、何度かやりましょう。
接着剤が剥がれると、気体の圧力でだんだんグリップが浮いてきます。
こうなったらグリップエンドのティーを抜きましょう。
そのままにしていると、グリップがロケットのように飛ぶ可能性があります
洗浄液と接着剤の混ざったヌルヌルした液体が大量に出てきますので、新聞紙やトレイなどを下に準備しましょう。
※できれば作業自体を外でやることをオススメの
無事に抜けたら、残った両面テープを取ります。
グリップの中やシャフトの中に洗浄液が残っている可能性があるので、きれいにしましょう。
これで完成です。
シャフトカット
今回はこれで終わらないので、シャフトのバット側をカットします。
グリップがないので分かりづらいですが、インチにこだわらず何度も振ってみてちょうどよい長さを調べましょう。
カーボンシャフトは両側からしっかりと切っていきましょう。
片側から切っていくと、重さで切り終わる前に割れてしまいます。
私は失敗したので、気をつけてください!
必死過ぎて画像がありませんが、グリップを入れる際は多めに交換溶液を吹いてから行いました。
グリップ内にもしっかり吹いておかないと、途中で止まったら大変です。
大容量で惜しみなく!
ヘッド重量アップ
ここからはおまけです。
管理人は総重量が重くヘッドが効いているパターが好きなのですが、今回はグリップが重いためイマイチヘッドを感じません。
そこでグリップ底面と開きを防止する位置に、鉛を貼りました。(下記は底面のみです)
今回は底面にベタッと貼りたいので、大判のものを選びました。
底面に付ける場合はあとで剥がれると、競技中などは直せないのでできる限り大判で貼りましょう。
ヘッドより少し小さめに型を取ります。
少し小さめに貼った上で、ヘリを少し潰すようにしましょう。
ヘリの角がつぶれることで、地面の引っ掛かりが減り剥がれづらくなります。
こだわりとしては、構えた時に鉛が見えないようにすることです
まとめ
今回は、ちょっと途中で諦めかけた「ロンググリップ抜き」を中心にお届けしました。
高いグリップや、まだ変えたばかりのグリップなど、裂くには惜しい時ありますよね。
そんな時は、ぜひ今回ご紹介した方法で抜いてみて下さい!
時間をかけ焦らずやっていけば、抜くことはできると思います。
どうしても抜けない場合は、針を使った方法も試してみてご紹介したいです。
今回はコイツに救われました