なぜ【こそ錬】が必要なのか
練習場にいくと、どうしてもドライバーをぶん回してしまう管理人です。
やはり広く開けた場所にいくと、思いっきりクラブを振ってみたくなってしまいます。
でもラウンドの反省会をすると、スコアが良くならない理由はいつもショートゲーム。
なのに、する練習はドライバー中心…これで上手くなりません。
結局は自分の好きな練習をしているだけで、
本当にスコアを良くしよう!
って気持ちが足りなかったんですよね。
そこで家でできる【こそっと練習】として、アプローチ練習をしてみることにしました。
家でドライバーやアイアンが振れる環境があれば最高ですが、なかなかそこまでやれる方はいないと思います。
私もやろうと思ったことはあるんですが、天井高が圧倒的に足りません。
ゴルフ練習で家を壊したなんて、妻がなんと言うか恐ろしくて想像もしたくありません。
そんな環境でも問題なくできるのは、パターとアプローチ。
パターは皆さんすでにやっていると思いますので、今回はアプローチを取り上げてみます。
特に、【グリンまわりでのアプローチ】は、スコアに直結します。
行く機会が多いゴルフ場は、受けていて高速なグリーンが中心。
手前から攻めて、寄せワン(寄せてワンパット)を増やすことが目標です。
逆に奥に付けてしまうと、下りのアプローチを打つことになり絶望的な状況になります。
アプローチで行ったり来たりし始めると、ダボではなくトリが見えてきます。
行ったり来たりを繰り返した
初競技
基本のライン出しアプローチ
1.見本
私が師匠より教わったアプローチです。キャリーも短く、パターマットの上でできる練習なので家の中でやり込むことができます。
※レッスンを受けたことのない私にも、友人の師匠がいます。シングル級の腕前の師匠なので、頼りにしています。
説明するよりものを見てもらった方が早いと思うので、さっそくコチラ。
- 私は58度のウェッジでおこなってます(皆さまがアプローチで使用するウェッジでおこなってください)
- グリップ位置は、ハンドファースト
- ボールは右足中指の前
- 左足はかなりオープンにし、ヘッドを動かしやすいように
- ヘッドは、低い位置をキープして動くように意識する(鋭角に上から入れない)
- 小さなピッチング&ランをイメージ
- なるべく真っ直ぐ引き、出す(ヘッド軌道としては、ストレートに近いIN-IN)
ボールの位置や、ハンドファースト具合は、上の写真を参考にして下さい。
私が思った感想です。
・ボールを右に置くことで、ダフリ・トップをなくし球をあまり上げない
・ランを出すことで、その後のパターのイメージもつかめる
使う局面としては、「花道だけど、パターで打つには手前の芝でどれほど食われるか怖い」なんて状況が考えられます
この動画を送ってもらって、早速私も自分で打ってみました。
2.管理人も実践
私なりに忠実にやってみようと思ったのですが、なかなか難しい。
またちょっと元気よく打ったら、壁に穴を開けそうになったので以下を気をつけてください。
- ヘッドを走らせると、球が上がり飛んでしまうので注意
- ヘッドは引き10㎝、フォロー20㎝くらいのイメージからはじめてみてください→これで壁も安心
- スイングスピードは上げないこと!パターと同じくらいのスピードをイメージされると良いと思います
- フェースの中心より少しヒール側で打つとまっすぐ転がりました
マンマンマンがいちがありますので、窓の方に向けて打つのは止めましょう!
管理人が実際にやってみた様子
なんだかお手本と違って、少しスライス回転がかかっている気がします。
そしてヘッドの軌道が、インサイドアウトになり過ぎている。
これから修業が必要ですが、難しいからこそ武器になると思っています。
これを自信を持って打てると、セカンドで無理にグリーンオンを狙わなくても良くなるので、師匠いわく効果抜群とのこと。
今後も練習を続け、寄せワンを量産したいです!
ボディターン5ydアプローチ
アプローチで一番大事なことは、ミスをしないことだと思います。
そのための秘訣はボディターンで振ることです!
距離が近くなると手打ちで打ちたくなりますが、シャンクの原因にもなりますし距離も安定しません。
そんな時こそ、5ydアプローチを使いましょう!
- グリーンエッジ手前のラフなど、パターで打つには厳しい
- 速いグリーンで絶対に奥に行きたくない時、手前から転がしていく
- ボールの高さはクラブやボールの位置で変え、スイング自体は変えない
パターの様に打つ次に紹介する打ち方と異なり、ヘッドを低く長く動かすイメージは持ちますが「絶対に」手打ちはしません。
まずは管理人の打っている様子をご覧ください
- ボール位置は、中央から若干右寄り
- 右足を後ろに引き、完全な左足体重にする
- 腹筋に力を入れる
- ヘッドの先っちょ(トゥの下側)のみが、地面に触れる様に構える
- フェースは若干被った(目標より左を向いた)状態になる
- 右手首はヒンジアンドホールドの状態にし、左手はストロンググリップでホールド補助
- ハンドファーストに構え、ヒンジアンドホールドの状態にしたら腕は「全く」動かさない
- ボディターンで、ゆっくり「身体だけ」で振る
- トップを出さない様に、若干ダウンブロー気味にスイングすること!
細かい打ち方は微調整して良いですが、手首も腕も全く使わないスイングであることが重要です。
振り幅を小さくすればパターの様にカップを狙うこともできますし、大きくすれば安定したアプローチにも使えます。
どうしても手で急いで振りやすいので、体幹を意識し素振りをしてから打ちましょう
地面に接している部分がトゥ側だけなので、芝の薄いところなどでも使えます。
ぜひ練習してみて下さい!
アレンジアプローチ
もう一つアプローチとして、管理人が練習しているものです。
いろいろな人がやっているアプローチをごった煮ミックスした感じのもの(我流)なので、責任はもてません。
正しいスイングなのかは分かりませんが、例えば「グリーンの奥につけてしまい、下りのアプローチを打たなければならない」なんて時に使用しています。
- ボール位置は、中央から若干右寄り
- クロスハンド(指2本かけ)←パターと同じ打ち方の方が良いので私はクロスハンド。お好みで。
- パターと同じに左右均等体重で体重移動しない
- ヘッドの先っちょ(トゥの下側)のみが、地面に触れる様に構える
- クラブはなるべく短く持ち、シャフトを地面に対し垂直に近く構える
- パターと同じ様に、ヘッドを動かす(ヘッドが低く長く動くイメージ)
- 打ったあとにヘッドを上げない(二度打ちになる)
- とにかくゆっくり振る
練習場でやってみた様子(真似しちゃダメです)
毎回振り方が違う…ぜんぜんゆっくり振れていない。
意図はベアグランドなどでもライに影響を受けず抜けよくアプローチがしたい、落ちてもあまり転がらない球を打ちたいです。
もっとゆっくり、ヘッドが走らない様に振るイメージです。
もう一度、振り方
再度室内で振ってみた動画です。
少しはましになった気もしますが、理想にはほど遠い。
上手く打てると、ボールに少しスライス回転がかかり球の転がりがおさえられます。
逆にヘッドを走らせて打ってしまうと、トップしグリーンの反対側まで飛んでいってしまいます。
また私はアプローチの際には共通して、極端に右足のかかとを少し浮かせるようにして左足体重でやることにしています。
体重移動がなくなりダフリなどが減るので、オススメです。
他のショットでも、距離を必要としない時は片足体重は役に立つので練習しておきましょう!
まとめ:ライや状況にあわせ、最適なアプローチをしよう
アプローチは、他にもたくさんやり方があります。
今回取り上げたグリーンまわりなのか、30ヤードほどあるのかによっても打ち方が変わってきます。
またボールがあるライによって、打ち方を選択しなければなりません。
面倒ではありますが、これがスコアを決めるショートゲームの肝です!
参考に、グリーンまわりでの私の打ち分け方です。
基本のライン出し
- 花道などライが良い状態
- カップに向け登りで、ランを出したい
- 外れたとしても、パターをした時の転がりもみたい
- カップを狙いたい!
アレンジアプローチ
- ベアグランドなど、ライが悪い
- 構えた時に、ソールが引っかかりそうな感じがする
- グリーン奥からの下りアプローチなど、ボールを転がしたくないけど手前の芝は越えたい
- カップに入らなくても良いが、カップまわりに止めたい
ドライバーの一打も、アプローチの3mも同じ一打です。
そしてアプローチが良くなれば、パット数も減ります。
アプローチをたくさん練習して、課題であるショートゲームを得意にしたい。
ショットが悪くても、アプローチとパターでスコアを崩さないように耐えたい。
そんな玄人好みなゴルフができるように、サボらず【こそ練】続けたいと思います!
こそっとしなくなってきた管理人です