ずっとマスターしなければならないと思っていたアプローチがあります。
色々上級者の方に教えてもらいながら、試行錯誤してきました。
それは、「低く出し止めるアプローチ」です。
競技の中でも林に入れ、上は枝、下はバンカーの30ydのアプローチなんて局面が多くあります。
リスクのあるアプローチではありますが、グリーンを攻める武器を増やすべく低く出し止めるアプローチをシンプルにアレンジしマスターします。
- ランニングアプローチと上げるアプローチしかできない
- 低く出し止めようとするとトップしたり、右に出てしまう
- ショートゲームが上手くなりたい
低く止めるアプローチの打ち方
1.教わった打ち方
色々な方に打ち方を聞いたり、YouTubeで調べたりしました。
最初に教わった方(Twitterのフォロワーさん)の打ち方は、こんな感じでした。
開いて閉じて開く…
見よう見まねで、少しアレンジしてやってみました。
- ボールは右足の前
- オープンスタンス(つま先もかかともしっかりオープン)
- 左足体重
- ハンドファースト
- フェースを開いてアドレス
- テークバックでフェースを閉じながら上げていく
- オープンスタンスに合わせ、カット目にスイング
- 左脇を締め、ボディーターンで振る
- インパクトの瞬間にフェースを開く
- フォローは低く、胸を地面に向けたまま
教わった打ち方は、フェースを開かずもっとカットに振っていました
低く出すのが難しいね
他にも、上からボールを潰す打ち方やヘッドスピードを加速させていく打ち方など色々なものを試してみました。
その中で「低く出して止める」ためのロジックについて考えました。
2.ボールを低く出して止めるためには
ボールが着地するまでしっかりバックスピン量が保たれるよう、多くのスピンをかける
- フェースを開く
- フェースの開閉を大きくする
- カットに振る
- ダウンブロー、ハンドファースト
- ヘッドスピードを上げる
- ヘッドスピードを上げずに、ボールをフェースに長く乗せる
- ボールをつぶすように振る
- スピンのかかりやすいボールを使う
角度的には45度くらいの打出し角で出す
- ロフトを立てる(立っているクラブで打つ)
- フェースを返す(閉じていく)
- ダウンブロー、ハンドファースト
- 右足の前にボールを置く
- 少しトップ気味にボールを打つ
- 左足体重
フェースを開くのに、ボールを上げない?
低く出すのとスピン増やすのは相反してるよ
大きく分けて、低く止めるアプローチは二つあることが分かりました。
- フェースの上に長くボールを乗せる方法
- フェースでボールを押しつぶす方法
どちらもあまり上手くできなかた管理人が折衷案的に選んだのが、スピンの効いた高さがローなアプローチ、「スピン・ローアプローチ」です。
スピン・ローアプローチの打ち方
1.スピン・ローアプローチとは?
上でまとめたロジックから、管理人ができそうなものだけ抜き出したものです。
ボールが着地するまでしっかりバックスピン量が保たれるよう、多くのスピンをかける
- フェースを開く
- カットに振る
- ダウンブロー、ハンドファースト
- ヘッドスピードを上げずに、ボールをフェースに長く乗せる
- スピンのかかりやすいボールを使う
角度的には45度くらいの打出し角で出す
- フェースを返す(閉じていく)
- ダウンブロー、ハンドファースト
- 右足の前にボールを置く
こう書いても難しそうですが、整理すると別に難しい打ち方ではありません。
2.打ち方
- ボールは右足の前
- オープンスタンス
- 左足体重
- ハンドファースト
- 少しフェースを開く
- テークバックでコックを入れ、鋭角にヘッドを下ろす
- オープンスタンスに合わせ、カット目にスイング
- 左脇を締め、ボディーターンで振る
- フォローは低く、胸を地面に向けたまま
まだ色々なところに当たってしまっていますが、動画も見てみて下さい
3.アレンジ
管理人が練習していく中で、大きく二つのミスが出ました。
①:トップ
これは本当によく出ます。
ボディーターンできず、手打ちをした時によく出ました。
またボールの手前をダフってからトップする、通称「ダフりトップ」も多かったです。
少しボールを左足(飛球方向側)に寄せると、改善しました。
ニュージーランドを打つ意識も大事です
②:ボールが右に飛ぶ
フェースを開いているので、基本的にボールは右に出ます。
これを左脇を締めたボディーターンと左腕主導のスイングとすることで、ボールを包み込むように左手の甲が返ってくれば真っすぐ飛ばせます。
これも少し左足側にボールを置くことで、改善しました。
左足側にボールを寄せればミスは減りますが
ボールが少し高くなります
上手く高さを調整するために、ボール位置とフェースの開き具合で調整してみて下さい。
また管理人はサンドウェッジを使っていますが、使用クラブを変えることで高さも止まり方も変わります。
4.注意事項
ピンチをチャンスに変えることができるアプローチで、救世主になる可能性はありますが悪魔になる可能性も高いです。
理由は上でも触れた、「トップ」。
止めたいのに、トップしてしまっては低く出ても大オーバーになってしまいます。
簡単なショットではなくリスクがありますので、どうしても使わなければならない時以外は使わないようにしましょう。
また、管理人が感じた注意点を書いておきます。
- スイングスピードを上げない
- 大きなスイングにしない
- 手打ちしない
- あまりフリップ(左手首が甲側に折れる動き)をしない
- ヘッドアップしない
練習を繰り返し、手前から攻めるようにしましょう。
プロのようなビタっとした止まり方は、冒頭で触れたような「もっと複雑な打ち方」をしないと難しいです。
アマチュアである我らは、ミスを少なくすることを優先しましょう。
憧れの石川遼先生のスピンアプローチ
石川プロがやると本当に簡単にできそうですが、実際にやってみるとなかなか難しい。
ただ教えの中で、一番大事だと思われることはずっと意識しています。
二度打ちのイメージで、ボールをフェースに乗せ続ける
とても勉強になる動画だと思うので、2本ご紹介します。
まとめ
今回は、管理人がラウンドで必要に駆られ、やり始めた低く止めるアプローチについてお届けしました。
プロみたいに決められると気持ち良いね!
どうしてもボールを上げられないシチュエーションで、グリーンにボールを止めたい時大きな力になってくれます。
ただ半面、非常にミスが多いリスクのあるアプローチです。
普通に寄せられるシチュエーションでは利用せず、やむを得ない時だけ使うようにしましょう。
アプローチの引き出しが増えれば、ゴルフも楽しくなります!
アプローチで迷うとスコア低迷するけどな
自分の持ち駒を駆使して闘うのが、ラウンド。
ミスを減らしながらも、勝負する時は新しい持ち駒でチャレンジするゴルフを目指したいと思います!
スピンにはボールも大切です