今回のラウンドは、「横浜カントリークラブ」です!
磯子、相模原などと並び名門と言われ、有名な戸塚カントリー倶楽部の隣にある名門コースです。
他の名門と較べると会員権が安いと言われますが、それでも2021年現在総額1,500万円近い金額です。
神奈川の中では広く、アップダウンがある丘陵コースという感じで、歩きのラウンドが基本です。
もっとフラットなゴルフ場を想像していましたが、フェアウェイ・グリーンともにアンジュレーションがきつく、高低差も結構あります。
歩きで回るゴルフ場としては限界に近い気がしますが、高低差が大きいホール間の移動はベルトコンベアなどがあり回りやすくなっています。
東西36ホールありますが、お勧めは日本オープンも開催された西コース。
難易度が段違いで、辛く楽しいです
特にOUT6番、IN13番のグリーンと花道は、絶望的な気持ちにさせられました。
今回のラウンドテーマ
今回は非常に大切なお客様とのラウンドだったので、ご迷惑をかけないのが最優先です。
そう思ってスタートしたのですが、結局いつもどおり振り回してしまいました。
堅実にラフでも良いのでドライバーを枠に収め、アイアンでキッチリグリーンを手前から狙う
王道だと思っていたこのラウンドプランが、全く通用しないゴルフ場でした。
何が起きているのか、理解できない
今回2回目のマッスルバックでラウンドしてきました
私的には、相性の悪い神奈川。
やはり、魔物の棲むゴルフ場でした。
ゴルフ場紹介
概要
初めてのラウンドとなります。
キャディ付き、歩きのラウンドが基本となるゴルフ場です。
ただ東コースもある関係か、カートも多く見ました。
内容 | メモ | |
---|---|---|
レギュラー総距離 | 6,311yd(西) | 東西36ホール。BLUEティーがレギュラー。 バックでも出来るようです。 |
コースレート | 72.8 | 東は70.8 |
設計 | 相山武夫氏・竹村秀夫 クーア・クレンショー改修 | 当クラブオーナーが設計 2015年に大規模改修 |
広さ | やや狭い | ・ OBとブッシュが多く、落としどころは狭い ・ 緩やかではあるが、打ち上げ打ち下ろしが多い ・ 全体的にアップダウンのある丘陵コース ・ 特設ティーは、ない ・ 短いホールも多いが、全体として短くはない |
難易度 | 難しい | ・ 打ち上げのホールが多く、距離感が難しい ・ 小さなワングリーンの周囲にアゴが高いバンカー ・ フェアウェイバンカーのアゴが高い ・ ドッグレッグ、見えないバンカーなどあり注意 ・ グリーンは傾斜がきつく、2段グリーンなど多い ・ 派手な砲台ではないが、お饅頭グリーンが多い ・ グリーンと花道周囲が異常に刈り込まれている |
練習場 | ドライバー不可打ちっぱなし アプローチ バンカー パター | ・ 19番を作るためにドライビングレンジを潰した? ・ 130yd、100ydまでのレンジが8時までしか使えない ・ アプローチ、バンカー練習場あり ・ アプローチ練習場のグリーンが速い |
管理状態 | ティーグラウンド:4 フェアウェイ:4 ラフ:4 バンカー:4 グリーン:4 | ・ 全体的に良好 ・ フェアウェイ、ラフとも管理は良好 ・ グリーンも良好で速い ・ グリーンの目はほぼない ・ コンペクションが固く、傾斜もあり止まらない |
食事 | 海鮮湯麵を食べた | ・ 味は美味しかった ・ おつまみも本格的 |
コストパフォーマンス | 普通 | ・ 土曜日食事込みで、総額約5万円弱(1ドリンク) ・ プライベートではとても来れない |
最寄りのインターチェンジ(横浜新道「今井IC」)より1km。JR「東戸塚駅」よりクラブバスで約8分です。交通利便性は最上級と言えます。
このゴルフ場の難易度は、コースを知っているかに一番左右されます。
キャディさんは優秀でしっかり距離を測り、アドバイスしてくれます。
視覚的な情報だけでは回れませんので、アドバイス通り打ちましょう!
ラウンド概要
【ラウンドの感想】
・ とにかくグリーンの傾斜がきつ過ぎて、グリーンにボールが残らない
・ カップを10㎝過ぎる(10㎝足りない)と、花道まで転げ落ちるホールが数ホールあり(特に6,13)
・ 完璧だと思われるアプローチを打てても、打った地点までボールが戻ってくる
・ 手前から攻めるホールもあるが、ほぼピンと同じ段で止められないといけない(リスクはあるが若しくは奥)
・ フェアウェイの横にある薄いラフの外は、ブッシュ(球が見つからず1ペナになるか、出すだけしか打てない)
・ フェアウェイバンカーはアゴが高く、P以下のクラブの選択が必要
・ ガードバンカーは数が多く小さい、またアゴが高いが小ささからフラットなライが少ない
・ フェアウェイのコンペクションが異常に固く、ランが出る
・ 距離はさほどないホールが多いので、ティーショットアイアン、セカンドアイアンといった攻め方が有効かもしれない
・ 池が効いているホールは、1ホールのみ
ティーショットの乱調もありましたが、管理人史上最難関なゴルフ場でした。
同伴者の方たちも大層叩いており、みんなで心を折られる寸前でした。
グリーン周りがサディスティック!
OUTスタートの4ホール目まで、とにかく詰まります。
このグリーンおよびグリーン周りでは、少し慣れるまで皆さん記憶喪失だと思います。(笑)
初回では分かりませんでしたが、安全な外しどころが分かれば距離はそこまでないので、健闘はできると思います。
ただ研修生のような若い女性のキャディーさんが、「東ならパープレー近くで回れるが、西はグリーンが難しく先日82だった」と言っていました。
ラウンドする機会に恵まれましたら、
・ グリーン周りの情報を予習する
・ キャディーさんの話をちゃんと聞く
・ 手前から攻めてはいけないホールを把握する
・ ティーショットの距離は諦め、フェアウェイバンカーを避ける
あたりを注意し回れれば、本当に楽しいゴルフ場でした。
私は前日練習、予習、歩きに備え靴メンテナンスと入れ込み気味に当日を迎えましたが、玉砕しました。
ラウンドでの気付き
①:前半
1番
・ 出だしのティーショットでプッシュアウトでブッシュへ、見たことのない深いブッシュから出すだけ
・ トップ連発で、いきなりダブルパー
2番
・ 前の組がグリーン左バンカーから完璧なアプローチをしたのに、そのまま右にグリーンアウトするのを見て一同どよめく
・ ティーショットがダフったことが幸いし、無難にボギー
3番
・ ティーショットで隣のホールのティーグランドに、戻しの75ydを枝にかすらせバンカーへ
・ 完璧に打てたアウトがコロコロ転がり、反対側のバンカーへ転がり落ちる→ダボ
4番
・ 薄い当たりのティーショットだったが、フェアウェイキープ
・ セカンドはトップし、52度のアプローチは奥まで転がってしまった
こちらのホールも含め、トイレは隈研吾の設計との説明を受けました。(記事はコチラ)
5番
・ ドライバーティーショットはスライスし、OB
・ 225ydセカンド(4打目)が少しグリーン横に外れるも、ブッシュがありアプローチ打てずバンカーへ
・ 蛸壺バンカーで左足つま先下がりで出せず→+4
6番
・ ドライバーティーショットはスライスOB、フェアウェイバンカーからのピッチングショットでトップOB→また+4
7番
・ ドライバーを諦め、3WにするもティーショットはスライスOB、打ち直しはフック1ペナ。
・ 270ydから5、146ydから7でオンしたが、また+4
8番
・ ドライバーチョロから、210ydを4Uで少しグリーンオーバー
・ 戻しの52度のマウンド当てアプローチが成功→初パー
9番
・ 195ydを4で打つも若干オーバー
・ パターで下り17歩を転がしオーバーするも、上り4歩を入れパー
恐る恐る数えてみると、14パットで前半55点。
パット数が少ないのを喜ぶも、乗せたと思ったセカンドなどがお饅頭グリーンで落とされているので当然と気付く。
さらに前半はパー35であることも気付いてしまう…。
+20…
強風も吹いてきたし、これは日没までに上がれなそう
②:後半
10番
・ このままだと110叩くので、ドライバーの振りを抑える
・ ティーショットをフェアウェイキープし、200ydを4で乗せパー
12番
・ 谷越えのプレッシャーがあるショートだったが、8番で手前から乗せパー
13番
・ 152yd乗せに行ったサードショットがトップし、グリーン奥のラフへ
・ 上手く58度で打てたアプローチが60yd近くコロコロ転がっていき、グリーン手前の花道中段へ→ダボ
※ここで気を付けるように前半言われたホールであることに気付く
15番
・ ドライバーのティーショットをフックさせるも木に当たり、フェアウェイへ
・ スプーンのセカンドは若干トップだったが、転がりフェアウェイキープ
・ 砲台グリーン手前ピンだったが、130yd9でしっかりダウンに打てワングリップに寄せられた→バーディー
16番
・ 力んで少し左に外したところから、58度でマウンドに当てにいくも当たらず奥に乗り3パット→ダボ
17番
・ ドライバーティーショットを右に曲げブッシュへ、100ydピッチングでマンぶりするも届かず花道へ
・ 花道からランニングアプローチが上手く打て、1ピン以内に付いたと思ったら戻ってきて同じ場所へ
・ 次はしっかり奥まで打ち、ダボ
18番
・ ドライバーのティーショットを最後なので思いっきり振ったが、安定のスライスで木の下へ
・ 185ydを無理せず5でハーフショットし、花道へ
・ 30ydを58度でピッチエンドランでアプローチし、ワングリップ→パー
後半は少しコースにも慣れ、15パット42点の97点。
後半はあと3打くらい伸ばせそうでもったいなかったが、強風が吹く中上手く回れて自信になった。
ホームコースとは違う緊張感のあるラウンドでした!
③:振り返っての反省
【反省点】
・ 「ティーショットでドライバーを何が何でも持つ」を止めないとダメ
・ マッスルバックはハンドファーストが崩れると、大きく距離・方向性を失う
・ もっと打つ前にグリーン周りの情報を距離計などで知る努力をする
完全に力量を超えたゴルフ場でしたが、風が強まる中集中し回れ自信が付きました。
また、なんと今日は一度もシャンクが出ませんでした!
まだ少し怖がってスタンスで芯にボールを置けてないことがありますが、半年ぶりくらいにシャンクが出なかったので嬉しかったです。
一方、前日練習でもフェアウェイウッドはトップばかりで、ドライバーも振ると右に行くことはコースで直せませんでした。
分かっていたことだったのに、良い所を見せようと振ってしまったことはまた反省です。
管理人の腰痛対応スイングはコチラ
特にドライバーのスイングは、シャローイングメインでいくのか、シャットフェースをしっかり意識するのか練習場で突き詰めたいと思います。
まとめ
スタート時間が遅かったこともあり、日没までに回れるのか不安なラウンドでしたが日没ピッタリに上がることができました。
コースは非常に良い管理状態で、ワングリーンならではの罠がフェアウェイにも色々隠されていて楽しかったです。
後半はティーショット以外は、しっかりボールをインパクトできて自分なりには良いスコアで回れました。
このグリーン周りだと、現時点での力量ではこれが限界に近いと思います。
また2戦目のマッスルバックとウェッジでしたが、だんだん距離感が分かってきて武器になってきました。
今日は切れずにやってたね
距離が短かったこともあると思いますが、ティーショットを失敗してもあまり気にせず次のショットに集中できたのが良かったと思います。
その分取り返すことができないペナルティをOB4回、1ペナを1回したのが悔やまれます。
またバンカーからのOBもあり、計8回ショットしているのもマネジメントミスだと思いました。
次に来る時は、もっと良いスコアで回れるはず!
非常に高級なコースなのでまた回れる機会があるか分かりませんが、本当に難しいコースでした。
「グリーンの落としどころから逆算したマネジメント」をティーショットからやれないと、スコアが望めません。
皆さんも機会がありましたら、ナイスショットをして意気揚々とグリーンに向かった先の「目を疑うような光景」を楽しんでください。
私は、度肝をなんども抜かれました。
記憶に残る素晴らしいゴルフ場で、ぜひ挑んでみて欲しいです!