最近とても嬉しいラウンドがありました。
ずっと目標の1人である山梨の師匠から、「たった半年で、とてもクレバーなゴルファーになった」と褒められたのです。
今までずっと「そんなゴルフしているうちは上手くならないよ」と言われ続けていた管理人。
なにがそんなにクレバーになったのか、その進化の秘訣をお送りします!
進化ってまた大げさだね
クレバーと褒められたラウンド
まずは半年前と先月のラウンドを見比べてみます。
同じように連チャンラウンドの2日目。二日酔いの体調もほぼ変わらないと思います。
このゴルフ場は私が今までラウンドしたゴルフ場の中で、もっとも狭いゴルフ場です。
また、お世辞にも管理が良いとは言えず、フェアウェイやグリーン、バンカーも違った意味でタフです。
約5ヶ月の間に何が変わったと師匠は感じたのでしょうか?
スコアは正直それほど関係ありません。
なぜなら師匠は「クレバー」になったと褒めてくれたからです。
私自身ラウンドしていて、頭が痛くなるほど考えながらやったのが認められ、嬉しかったです!
同じように半年前との比較ラウンド【ホウライ編】
こちらは私的には苦手な、ホウライカントリー倶楽部。
- フェアウェイ、ラフとも洋芝で絡まる(マスターズのように草履状のターフが取れます)
- バンカー、池共に配置がタフ
- バンカーの砂が薄い
- 左ドッグレッグが多く、フェーダーには厳しい
今回の記事を意識し、実践してきました。
- 左ドッグレッグに対しては、3アイアンを入れレイアップ
- チャンスを作るためにフェアウェイキープ率を意識(28.6→66.7%)
- ボギーオンを意識(38.9→72.2%)※パーオン率(0→22.2%)
ボギーオンを意識したら、ダボが減りました!
クレバーと褒められた理由は?
理由もなく褒めてくれる相手ではないので、どんなところがクレバーだったのか根掘り葉掘り聞きました。
すると私の思っていたところとは、少し違うポイントを伝えられました。
- ティーショットのポイント
- セカンドショットのポイント
まずどこが変わったと自分で思うか、聞かれました。
マンぶりしなくなったところ!
そう答えたのですが、100点の回答ではなかったそうです。
ただ自分のことですから、そこそこ核心は突いていました。
1.ティーショットのポイント
実はティーショットをドライバーではなく、アイアンや、ユーティリティーにしたのは初回ラウンドの方が多かったです。
にもかかわらず、今回大幅にOB、ペナルティー数が減りました。
- OB数:6→1
- ペナルティー数:5→2
ここで褒められたのは、「意図」と「ふり幅」でした。
- 持つクラブの番手は下げていたが、そのクラブの最高飛距離を打とうとしていた
- 常に最良の結果を考えショットしていて、リスクを限定していなかった
- 左右のどちらかの可能性を消していなかった
- どういう球を打ちたいかを考え、その球を打つためのクラブ選択をしていた
- 最高飛距離を打つのではなく、狭いホールではどこに落とすかを優先し方向性を意識していた
- 引っ掛けを打っても良いから右には打たないなど、自分のミスの傾向を理解しリスクをコントロールしていた
最近OBやペナルティー数が減ってきたなぁ、方向性が良くなってきたんだなと嬉しく思っていましたが、それは違うと言われました。
たしかに今まで通り真っすぐストレートボールをフェアウェイセンターに打つつもりだったら、今回もペナルティー数は減らなかったと思います。
自分の打ちたい球が、「ただ飛ばしたい」から「良いスコアを取りたい」に変わってきたのだと思います
クラブ競技に出て、辛い思い恥ずかしい思いをしてきたことが関係している気がします。
2.セカンドショットのポイント
実はこちらの方が褒められたポイントです。
あまりにも今までの私がひどかったということでもありますが、激変したそうです。
- ただピンフラッグ目がけて打っていた
- 常にカップに入れるつもりかのように打っていて、奥へのミスが多かった
- レイアップの場合もなるべく距離を稼ごうと無理なクラブ選択をしていた
- 残り距離のことだけ考え、ライに応じたクラブ選択をしていなかった
- ここでもそのクラブの最大飛距離を打とうとしていた
- リスクを考え、ピンを狙うかその手前の花道で良いかを考えていた
- その戦略に合わせるには、どういう球を打ちたいかを考え、その球を打つためのクラブ選択をしていた
- まだミスは多いが、ライに応じクラブ選択やスイングのやり方を変えていた
- ピンを狙って失敗した時に大きな落とし穴にならないよう、チャレンジの方向性を考えるようになった
- グリーンの傾斜も、どこを狙うかの参考情報に入れていた
なんだかべた褒めされて、恥ずかしかったです。
今まで天気の良い時しかほとんどラウンドしなかったのを、競技を始めようと思ってからは雨でも風でもなるべくラウンドするようになりました。
そこで毎回練習場で気持ちよく自分が打ちたいだけの球を打ち、ホームコースの難易度に弾き返されてきました。
やっと練習場で打っているショットがやれる場所は、ラウンド中にほとんどないと気付いた気がします
今まではベストで平らなライを前提に組み立ててきたものが、そもそも間違っていると気付いてきたのが大きな変化だと自分では思いました。
練習場ではない、ラウンドでのショット
管理人なりに、色々いままでご紹介したショットと他にラウンドで使えるショットをご紹介します!
1.なぜ色々なショットが必要なのか
例えば、150yd先のグリーンあなたなら何で狙いますか?
こんな答えようがない質問に、半年前の私は自信を持って「8番アイアン!」と答えていました。
そんな簡単だったら、苦労しないよ
風や地形だけでなく、ホールには色々な要素があります。
そんな中で「ここからこう攻略しよう」というのが、戦略(攻め方)です。
攻め方を考えるには、自分の現有戦力(ショット力、レパートリー)を把握しておく必要があります。
多くが必要な訳ではありませんが、いくつか挙げてみます
①:低いショット
今まで何度も出てきた、低い球です。
【スタンス】
・狭め
・左足体重
・右足つま先を飛球方向に閉じる
・目線を低くする
・ボールは一つ分右
・クラブを短めに持つ(シャフトを持つくらい短く)
【スイング】
・体重移動しない
・ハンドファーストに
・フリップなど手首を使わない
・フォローは低く、左(身体側)に納める
・フルスイングしない(なるべくゆっくり)
※特に大事な点は、青字にしてあります
使うのは風が強い時や、林の中からだけではありません。
低い球を打つことで、ランの多い攻め方が考えられます。
ハザードの間隔が開き、花道が広い時など多用します。
②:ライン出しショット
飛距離ではなく、方向性を重視する打ち方でアイアンでもドライバーでも利用します。
基本のスイングを小さくし、フェースの開閉を抑えればできるので必ずできます。
距離感は分からないので、練習場でたくさん練習しましょう!
- アドレス狭め
- テークバックはハーフスイングをイメージ
- 腕ではなく、身体で振る(ボディターン&ヒップターン)
- シャットフェースで、フェースの開閉を減らす
- フォローも腰の高さまで
飛距離より方向性!
③:先っちょショット
これが最近私の開発したショットで、なかなか役に立ちます。
主な使い方は、ベアグランドなどライが悪く、ヘッドが抜けて欲しい時に使います。
- ヘッドのトゥ側だけ接地するようにする
- 少しフェースを被せる
- 大振りせずに振る
発想はこのヘッドの使い方と同じです。
ヘッドが接地する面積を減らし、抜けを良くすることでダフったり喰われたりすることを減らせます。
トゥ側の使い方はコチラの方がイメージしやすいかと思います
出るボールは若干ドロー回転で低く飛ぶので、手前から攻める時には向いています。
他にも色々オリジナルな打ち方はあり得ると思います!
④海老原清治ショット
私の敬愛するシニアプロ、レジェンドからの教えで開発したショットです。
海老原プロは、アプローチでは二つのバックスイングを覚えれば良いと教えています。
- シャットに上げる→ランが出る
- オープンに上げる→止まる
これをショットに応用しているのが、「海老原清治ショット」です。
私はもともとバックスイングでをシャットに上げるので、それをノーマルとしています。
つまり海老原プロスイングと呼んでいるものは、オープンにバックスイングを上げるショットのことです。
- ピンに届くキャリーで、ランを出さない
・手前のハザードが厳しい
・カップ位置が2段グリーンの奥 - シャットフェースでは止まらない
・グリーンが固く速い
・グリーンが奥に傾斜している
こんな時に、普段のバックスイングから変えピンをデッド(ピンに向かって)にキャリーで狙っていきます。
普通のランで手前から狙っていくショットと、使い分けると効果的です!
打ち方を変えるだけでなく、同じ打ち方でもスタンスや体重、持つ番手によって、色々なショットがあり得ます。
一通りの打ち方だけを練習するのではなく、練習場で遊ぶつもりで色々なショットを練習してみましょう。
そんな遊びがラウンドであなたを助けてくれるかもしれません。
まとめ
今回は、管理人が褒められたセカンドショットを中心に、攻め方、打ち方をテーマにお届けしました。
例えば、150yd先のグリーンあなたなら何で狙いますか?
上で書いたこの質問、今ならこう答えます。
慣れたらドライバーも含めて、14本全部候補に入れて考えます!
私は何ydは何番で打つと固定観念の中で、ゴルフをしてしまいました。
タイガーウッズも、フェアウェイウッドでグリーン周りのアプローチをしたこともあるそうです。
どれを使わなければならないというルールはないので、無理をするのではなく最適な解を柔軟な頭で発想で選べるゴルファーになりたいと思います!
どんな状況でも楽しめるように、色々練習部屋と練習場で遊びながら学んでおこうと思います。
どんなライでも対応